「内包と外延」の版間の差分

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外延 2013年12月28日 (土) 03:45; からコピー
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{{mergefrom|外延|t=ノート:内包|date=2013年12月}}
'''内包'''(ないほう、[[w:en:intension|Intension]])意味論におけ基本概念にのもつ共通な性質のことでありを指しある記号'''外延'''言葉[[:en:extension|extension]]は具体的にどんなもの意義とあるかを指ものであ、対象。これらは互い共通な性質対義語こと<ref>{{Cite book|和書関係をもつ。
 
== 意味論 ==
*{{see [[also|定義#外延と内包|定義]]}}
'''内包'''と'''外延'''はともに意味論において基本的な概念である。意味論における内包はある記号(言葉)が意義とする、対象に共通な性質のことであり、外延は記号の指す具体対象のことを指す<ref name="fukutake">{{Cite book|和書
|editor=[[樺島忠夫]]・[[植垣節也]]・[[曽田文雄]]・[[佐竹秀雄]]
|title=福武 国語辞典
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|isbn=4828803998
|pages=p. 935
}}</ref>。また、外延と内包は各々、概念の外側か内側かという意味合いを持っている<ref name="dic">{{Cite book|和書
}}</ref>。通常は[[外延]]の反対語。
 
しかし、哲学者によってはより特別の定義がかせられることも少なくない。特に[[志向性]]([[w:intention|Intention]])との関連で論じられることが多い。
== 関連項目 ==
* [[定義#外延と内包|定義]]
* [[集合#集合の記述法|集合]]
==脚注==
<references />
{{DEFAULTSORT:ないほう}}
[[Category:言語哲学]]
[[Category:意味論]]
{{philos-stub}}
 
{{mergeto|内包|t=ノート:内包|date=2013年12月}}
[[意味論]]において、記号の指す具体対象(ないしその集合)を'''外延'''(がいえん、[[w:extension|extension]])と呼ぶ。具体対象を規定する抽象性質を意味する[[内包]]と対比される。外延は事典的規定側面であり、内包は辞典的規定側面。また、外延と内包は各々、概念の外側か内側かという意味合いを持っている<ref name="dic">{{Cite book|和書
|editor=[[栗田賢三]]・[[古在由重]]
|title=岩波 哲学 小辞典
29 ⟶ 19行目:
|accessdate=2008-12-19
|publisher=[[岩波書店]]
}}</ref>。例えば「芸術」という言葉は、「自己表現」「人間活動」などの属性を内包とするのにたいして、「演劇」「音楽」「絵画」「彫刻」「文学」などの非属性を外延として指す<ref name="fukutake">{{Cite book|和書/>。
}}</ref>。
 
すなわち「芸術」を内包的定義で表すと「芸術とはさまざまな方法で自己表現を行い、美的な価値を創出する人間活動」のようになり、外延的定義は「芸術とは演劇、音楽、絵画、彫刻、文学などのこと」となる。外延的定義ではすべての例をあげることは大抵困難なので、''など''のような言葉を用いて具体例を途中で打ちきることが多い<ref>{{cite web|url=http://bizmakoto.jp/bizid/articles/0809/29/news065_2.html|title=第18回 常識的な概念ほど、きっちり定義を考えなければならない (2/3)|author=開米瑞浩|publisher=ITmedia|accessdate=2013-11-5|date=2008年09月29日}}</ref>。
例えば「芸術」という言葉は、「自己表現」「人間活動」などの属性を内包とするのにたいして、「演劇」「音楽」「絵画」「彫刻」「文学」などの非属性を外延として指す<ref name="fukutake">{{Cite book|和書
 
|editor=[[樺島忠夫]]・[[植垣節也]]・[[曽田文雄]]・[[佐竹秀雄]]
「内包」と「外延」という概念は通常互いに対義語の関係である。ただかし、その定義については哲学者によってより特別の義がかせられしたものとなることも少なくないある特にまた、内包は[[志向性]]([[w:intention|Intention]])との関連で論じられることが多い。
|title=福武 国語辞典
 
|origdate=1989-09-01
== 集合の記法 ==
|accessdate=2009-03-09
* [[{{Main|集合#集合の記述法|集合]]}}
|edition=初版
詳細は[[集合]]のページに譲り、ここでは0から12までの3の倍数を集めた集合<i>S</i>を定義することを例に説明する。外延的記法とはある集合<math>S=\{0,3,6,9,12\}</math>のように集合に族する要素([[元 (数学)|元]])をすべて書き表すものであり、内包的記法とは、<math>S=\{3x|0 \le x \le 4, x \in \mathbb{N}\}</math>のように集合の要素が満たす条件を記したものである。外延的記法は具体的に、内包的記法は抽象的に集合を表す点で意味論での用法と類似点がある。
|publisher=[[ベネッセコーポレーション|福武書店]]
|isbn=4828803998
|pages=p. 180
}}</ref>。
 
哲学者によってはより特別の定義がかせられることも少なくない。
== 関連項目 ==
* [[定義#外延と内包|定義]]
* [[家族的類似]]
* [[集合#集合の記述法|集合]]
 
==脚注==
<references />
{{DEFAULTSORT:ないほう_かいえん}}
 
[[Category:言語哲学]]
[[Category:意味論]]