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[[バイナリ]]の実行ファイルに setuid 属性を付与したとき、一般ユーザーがそのファイルを実行すると、[[プロセス]]生成時にそのファイルの所有者(通常は[[スーパーユーザー|root]])の特権を得ることができる。root の権限がそのプロセスに与えられると、そのアプリケーションは一般ユーザーが通常ならできないタスクを実行できるようになる。それを起動したユーザーがそのプロセスを何とかして通常でない動きをさせようとしても、それは禁止されている。例えば、[[ptrace]] を使ったり、<tt>LD_LIBRARY_PATH</tt> をいじったり、[[シグナル (ソフトウェア)|シグナル]]を送ったりといったことである(端末からのシグナルだけは受け付けられる)。セキュリティ上の危険性が増すため、多くのオペレーティングシステムでは[[シェルスクリプト]]形式の実行ファイルへの setuid 属性付与を無視するようになっている。
 
setuid 機能は非常に便利だが、注意深く設計でされていないプログラムの[[実行ファイル]]に setuid 属性を付与すると、セキュリティ上の危険性が生じる。悪意あるユーザーがそのような実行ファイルを利用して特権を得たり、一般ユーザーが気づかないうちに[[トロイの木馬 (コンピュータソフトウェア)|トロイの木馬]]を実行してしまうといった可能性がある。
 
setgid 属性はプロセスのグループベースの特権を変更する。