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|画像キャプション = <small>山頂と[[月山神社]]</small>
|標高 = 1,984<ref name="chizu">[http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=383256&l=1400137 地図閲覧サービス 2万5千分1地形図名:月山(仙台)]([[国土地理院]]、2010年12月31日閲覧)</ref>
|座標 = {{ウィキ座標2段度分秒|38|32|56|N|140|01|37|E|region:JP-08_type:landmark|display=inline,title|name=月山}}<ref name="hyoko">[http://www.gsi.go.jp/KOKUJYOHO/MOUNTAIN/mountain.html 日本の主な山岳標高:山形県]([[国土地理院]]、2010年12月31日閲覧)</ref>
|所在地 = [[山形県]][[鶴岡市]]・[[東田川郡]][[庄内町]]・<br />[[最上郡]][[大蔵村]]・[[西村山郡]][[西川町]]
|山系 = [[出羽山地]]
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|地図 = {{Embedmap|140.026944|38.548889|300}}<small>月山の位置</small>{{日本の位置情報|38|32|56|140|01|37|月山}}
}}
{{座標一覧}}
 
'''月山'''(がっさん)は、[[山形県]]の中央部にあり、[[出羽丘陵]]の南部に位置する[[標高]]1,984mの[[火山]]。山域は[[磐梯朝日国立公園]]の特別区域に指定され、[[日本百名山]]<ref>『日本百名山』 [[深田久弥]](著)、[[朝日新聞社]]、ISBN 4-02-260871-4、pp321-324</ref>、[[新日本百名山]]<ref>『新日本百名山登山ガイド〈上〉』 [[岩崎元郎]](著)、[[山と溪谷社]]、ISBN 4-635-53047-5</ref>、[[花の百名山]]<ref>『花の百名山』(愛蔵版) [[田中澄江]](著)、[[文春文庫]]、ISBN 4-16-352790-7</ref>及び[[新・花の百名山]]<ref>『新・花の百名山』 田中澄江(著)、文春文庫、ISBN 4-16-731304-9、</ref>に選定されている。また、山麓は'''月山山麓湧水群'''として[[名水百選]]<ref>[http://www2.env.go.jp/water/mizu-site/meisui/data/index.asp?info=12 月山山麓湧水群] - [http://www2.env.go.jp/water/mizu-site/meisui/index.html 名水百選] - [[環境省]]</ref>、'''[[水沢川 (山形県)#月山行人清水の森|月山行人清水の森]]'''として[[水源の森百選]]にも選定されている。
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山体の姿は[[山形盆地]]、[[庄内平野]]、[[最上地方]]からよく見える。[[置賜地方]]であっても天候が良ければ望める。豊富な残雪のため、国内では[[乗鞍岳]]や[[立山]]と共に夏スキーが可能な山としても知られる。また、山形県の[[スポーツ県民歌]]に登場し、県を代表し親しまれている山である。
 
== 地形と地質 ==
火山活動は約70万年前に始まり、最後に噴火した約30万年前には山頂部まで形成された。東側斜面には弥陀ヶ原などの湿原が点在し、比較的なだらかなのに比べ、北西側斜面には長径2.5kmの馬蹄型[[カルデラ]]が開いて急峻な姿を見せ、北方に[[山体崩壊]]時の堆積物が分布する。
 
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=== アイスキャップの山 ===
月山山頂一帯のなだらかな地形部には、[[氷河]]の拡張した時代に[[氷帽|氷帽氷河]](アイスキャップ)が存在していた可能性が地形学者の[[五百澤智也]]により指摘されており、四ツ谷川上流にある牛首[[カール]]3か所は、複合涵養域谷氷河の[[U字谷]]地形であり、その下部の解析谷には底堆石層の[[露頭]]が存在する。また五百澤は近世の月山での[[講中]]登山などの記録の古文書での記載に着目し、数百年前の月山では夏季にもかかわらず多量の[[残雪]]があった事にも言及しており、[[元禄]]2年([[1689年]])[[6月6日 (旧暦)|6月6日]](新暦[[7月23日]])に月山に登った[[松尾芭蕉]]が記した[[奥の細道]]での{{Quotation|雲霧山気の中に氷雪を踏んで登ること八里、更に日月行道の雲関に人かとあやしまれ、息絶身こごえて、頂上にいたれば日没して月顕わる|松尾芭蕉|奥の細道}}この芭蕉の記載から、はからずも芭蕉は夏季における[[氷雪]]の記録を残してくれていると指摘している<ref>[[堀淳一]]、山口恵一郎、籠瀬良明編、五百澤智也著「アイス・キャップ(氷帽氷河)の月の山」『地図の風景 東北編2 山形・秋田・青森』48-54ページ (株)そしえて1981年 ISBN 4-88169-283-6</ref>。
 
=== 月山山麓湧水群 ===
上述のとおり月山には[[万年雪]]および、梅雨時の大量の雪解け水が火山噴出物に大量に浸透し、山麓の多数の[[ブナ]]に代表される[[広葉樹林]]帯が[[水源林]]の役目を負つて[[地下水#滞留時間|滞留時間]]400年とも言われる天然のダムを形成している。
 
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{{名水百選}}
{{DEFAULTSORT:かつさん}}
{{mountain-stub|pref=山形県}}
[[Category:山形県の山]]
[[Category:鶴岡市の地理]]