「戴宗」の版間の差分
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また術者だけでなく、術者本人が同行していれば他の人物にも神行法をかける事ができる。ただし同時に術を駆ける事ができるのは一人までのようで、二人以上が戴宗とともに神行法を使った事は無い。また道術という性質上、術者は酒と生臭を断つ事が求められる。術者だけがそうしているだけでよく、同行者にはこの制約は当てはまらない。
(とは言うものの、横山光輝の「水滸伝」では、梁山泊と出会うきっかけとなった居酒屋兼宿泊施設では、神行法によって手紙を届ける旅の途中であるにもかかわらず「おやじ、酒を少々と豆腐をくれい!」と注文している。)
しかし、[[高唐州]]戦において李逵とともに[[公孫勝]]を迎えに行く際、戴宗はいつも酒で面倒をおこす李逵に方便を使いこの制約を守るよう言いつけた。ところが李逵は戴宗の目を盗んで酒と牛肉を食べてしまう。これを目撃した戴宗は李逵に途中で止まることが出来なくなる神行法をかけてこれを懲らしめた。この事実を見ると神行法は単に早く走れる術ではなく(術者本人を含め)人間の動作を操ることに本質があるように伺える。(李逵のこのエピソードは横山光輝の「水滸伝」にも書かれており、先の居酒屋の件を覚えている読者少年たちは「自分自身は酒を飲んでも良いのかい?」と矛盾を話題にしたものである。)
戴宗が何時、何処で、誰からこの術を学んだかは不明で梁山泊の他の道士、公孫勝、[[樊瑞]]もこの術を使用することはない。ただ、百二十回本にのみ[[田虎]]配下の[[馬霊]]なる半ば妖怪に近い人物がもう一人の神行法修得者として登場する。しかも道士としての技量は馬霊の方が上で彼は千里(文簡本では万里)を駆けることが出来た。馬霊が降伏した後、戴宗は彼からこの千里を駆ける神行法を伝授された。
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