「ネオムラ」の版間の差分

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! style="border:1px #aaa solid;"|<span style="float:right; padding-right:.5em; font-size:smaller">[[Wikipedia:ウィキプロジェクト_生物/分類表|?]]</span><span style="padding-left:1.5em">ネオムラ</span>
|- style="vertical-align:top"
|style="text-align:center"| [[File:UrzwergSvømmende blodigle.jpgJPG|190px]]<br /><small>古細菌ヒル1[[イグニコックス属|''Ignicoccus hospitalis'']]</small>
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! [[生物の分類|分類]]
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{|align="center"
|-
|クレード亜界 : ||単膜胞性生物菌亜界<br />[[:en:Cellular lifeUnibacteria|Cellular lifeUnibacteria]]
|-
|下界 : ||グラム陽性菌下界<br />[[:en:Psibacteria|Psibacteria]]
|-
|門 : ||放線菌門<br />[[:en:Actinobacteria|Actinobacteria]]
|-
|クレード : ||プロテアテス Proteates
|-
|style="white-space: nowrap;"|クレード : ||'''ネオムラ''' '''[[:w:Neomura|Neomura]]'''
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|}
 
'''ネオムラ'''('''Neomura'''、単:Neomuran)とは、[[トーマス・キャバリエ=スミス]]らが主張する[[古細菌]]と[[真核生物]]を含むクレード(単系統群)である。このクレードネオムラが含む生物自体は、[[3ドメイン説]]におけるLCAAE(the last common ancestor of Archaea and Eukarya)、[[クレンアーキオータ門#エオサイト仮説|エオサイト説]]におけるプロトアーキアないしアーキアLACA(the last common archaeal ancestor)と同だが、その意味するところは上位構造が異なっている。LCAAEやエムラ説においてネオムラサイトLACA、高度に発展した[[グラム陽性真正細菌]]の1種([[放線菌]])から姉妹群として想定されているが、ネオムラは8億5000万年前に進化好熱環境に適応した[[放線菌]]の1系統主張され、姉妹群は放線菌目である。
 
ネオムラに共通する性質として、[[ペプチドグリカン]][[細胞壁]]に代わる細胞壁、[[DNA複製]]・[[翻訳 (生物学)|翻訳]]・[[転写 (生物学)|転写]]の改変、[[ヒストン]]H3、H4の獲得など19個の生化学的性質が挙げられている。また、ネオムラ説を述べる根拠として、[[プロテアソーム]]や[[ステロール]]など放線菌と真核生物が関連する15の性質が挙げられている。