「かってに改蔵」の版間の差分

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[[東京都]][[練馬区]]と[[埼玉県]]の中間にあるという「とらうま(虎馬)町」(別名「しがらみ(死殻海)町」)<ref>初期は「与野本町」だった。</ref>を舞台にした、一話完結式の[[ギャグ漫画]]。
 
『[[週刊少年サンデー]]』誌上において[[1998年]]21・22号から[[2004年]]34号まで連載。『[[太陽の戦士ポカポカ]]』の次の連載にあたり、サンデー上では4作目、久米田の通算としては5作目となる連載作品。また、久米田が長らく活動の場としてきた『週刊少年サンデー』において最後に載された作品でもある(2008(201492月現在)。
 
虎馬(とらうま)高校2年生の主人公「勝 改蔵」は、元々天才で、ご近所からは神童と呼ばれていたが、羽美が改蔵を公園の遊具から突き落としてしまった事をきっかけに、現在は思い込みの激しい超変人になってしまった。ある日、ふとした事故で気を失った彼は、科学部部長「彩園 すず」の気まぐれ発言により、自分が改造人間になったと思い込んでしまう。こうして科学部改め科特部に所属することとなった彼は、様々な怪人(と決め付けたただの変人)と戦う決意をする。
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序盤では[[露出狂|露出]]などの[[下ネタ]]を主としたギャグ展開が多かったが、中盤以降は日常的な物事を収集・羅列するネタが特徴的であり、それまであまり見られなかったマニアックなネタなども随所で見られる。これはアキハバラマップの作成を含めて[[畑健二郎]]の影響による所が大きい。「[[行け!!南国アイスホッケー部]]」や「ポカポカ」から引き続いて連載初期は[[北崎拓]]が頻繁にネタにされていたが、それ以後は[[藤田和日郎]]、[[万乗大智]]、[[猪熊しのぶ]]、[[赤松健]]といった面々や、[[畑健二郎]]や[[前田君]]などの[[アシスタント (漫画)|アシスタント]]をネタにすることが多くなった。
 
[[2003年]]12月に、23巻までの本編内容を解説した公式ファンブック『かってに研究しやがれBOOK』が発売されている。連載終了から7年後の2011年8月には本書に加え、最終巻収録内容までの解説及び後述のマガジン掲載の特別編などを収録した『追補版』をセットにした『かってに研究しやがれBOOK 完全版セット』が発売されている。
[[2010年]]4月より小学館[[少年サンデーコミックス スペシャル]]から新装版が刊行されており、全14巻の刊行を予定している。また、新装版第11巻限定版には、本作初の音声化作品となるドラマCDが付属された。
 
[[2010年]]4月よりから[[2011年]]6月にかけて、小学館[[少年サンデーコミックス スペシャル]]から新装版が刊行されており、全14巻刊行を予定しているされた。また、新装版第11巻限定版には、本作初の音声化作品となるドラマCDが付属された。
[[2011年]][[1月14日]]にアニメ化が発表された。『さよなら絶望先生』のアニメ版を手がけた[[新房昭之]]が総監督、[[龍輪直征]]が監督を担当、[[シャフト (アニメ制作会社)|シャフト]]が制作することが決定している<ref>[http://www.cdjournal.com/main/news/kumeta-koji/36122 『さよなら絶望先生』Blu-ray BOXとなって登場! 『かってに改蔵』アニメ化も決定],CDJournal.com,2011年1月14日。</ref>。2月4日にOVA化という形で発売されることが担当声優と共に報じられた<ref>[http://www.ota-suke.jp/news/46555 OVA「かってに改蔵」の声優に櫻井孝宏、喜多村英梨ら]おた☆スケ -おたくのスケジュール帳-2011年2月4日配信、2011年2月5日閲覧</ref>。
 
[[2011年]][[1月14日]]にアニメ化が発表された。『さよなら絶望先生』のアニメ版を手がけた[[新房昭之]]が総監督、[[龍輪直征]]が監督を担当、[[シャフト (アニメ制作会社)|シャフト]]が制作することが決定している<ref>[http://www.cdjournal.com/main/news/kumeta-koji/36122 『さよなら絶望先生』Blu-ray BOXとなって登場! 『かってに改蔵』アニメ化も決定],CDJournal.com,2011年1月14日。</ref>2月4日にOVA化というで発売されることが担当声優と共に報じられた<ref>[http://www.ota-suke.jp/news/46555 OVA「かってに改蔵」の声優に櫻井孝宏、喜多村英梨ら]おた☆スケ -おたくのスケジュール帳-2011年2月4日配信、2011年2月5日閲覧</ref>。
2011年には久米田の画業20周年を記念してライバル誌である『[[週刊少年マガジン]]』(22・23合併号)で特別読み切りとして掲載された(同じ日に発売された『サンデー』には久米田が『マガジン』で連載中だった『[[さよなら絶望先生]]』の特別編が掲載された)。
 
2011年には久米田の画業20周年を記念してライバル誌である『[[週刊少年マガジン]]』(22・23合併号)で特別読み切りとして掲載された(同じ日に発売された『サンデー』には久米田が『マガジン』で連載中だった『[[さよなら絶望先生]]』の特別編が掲載された
 
== 主な登場人物 ==
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*単行本以外に最終巻と同時期に[[コンビニコミック]]版「かってに改蔵 SPECIAL SELECTION」が発売された(現在は絶版)。作者の次回作『[[さよなら絶望先生]]』のアニメ版第一期では、最終回の[[クレジットタイトル|エンドカード]]に改蔵、羽美、地丹が描かれた。
*サンデーとマガジンの合同企画として、サンデー・マガジン両誌の連載経験者がキャラクターデザインを行い[[村枝賢一]]が作画を手がけたSF短編『MINEZAAG』([[週刊少年マガジン]]・[[2009年]]32号掲載)に地丹が登場しており、作品の最後で改蔵の単行本の宣伝も行った<ref>ちなみに、サンデーの同じ号に掲載された『AUSDYN』では現在もマガジンで連載中の『さよなら絶望先生』の主人公・糸色望が登場している</ref>。
)。
 
== いいがかり姉さん ==
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== OVA ==
2011年5月25日より[[OVA]]が通常版・限定版の2バージョンで上・中・下巻の全3巻で発売予定。当初は4月発売予定だったが、[[東日本大震災]]の影響で延期となった。
同作者原作の『さよなら絶望先生』のアニメ版を手がけた[[新房昭之]]が総監督、[[龍輪直征]]が監督、[[シャフト (アニメ制作会社)|シャフト]]が制作を担当している。
 
発売前の2011年5月23日、2011年8月8日に[[ニコニコ動画]]で第1話、第3話の先行配信され、6月25日に[[テレビ神奈川]]、7月8日に[[日本BS放送|BS11]]で第1話が放送している。