「サーチライト」の版間の差分

サーチライトの軍事利用は[[19世紀]]後半に始まった。
 
[[日露戦争]]において[[ロシア軍|ロシア帝国軍]]は夜間戦闘に備えて多くの沿岸砲台にサーチライトを設置し、[[旅順港閉塞作戦]]にて日本海軍を効果的に撃退した。[[第一次世界大戦]]では、夜間戦闘の機会を増やす「人工の月光」を作るために用いられた。この「人工の月光」は、[[ジョン・フレデリック・チャールズ・フラー|J.F.C.フラー]]将軍(Gen. J.F.C. Fuller)によって発明された。
 
[[第二次世界大戦]]では特に[[航空機]]による夜間[[爆撃]]に対する[[防空]]手段としてサーチライト(照空灯)は広く使われた。欧州戦線では大戦初期には既に最新技術として[[レーダー]]が存在していたものの、信頼性や配備数や攻撃方法などの関係から、サーチライトは目視による早期警戒のため、また[[戦闘機]]の[[操縦者]]や[[高射砲]]/[[対空砲|高射機関砲]]の射手がターゲットとする[[爆撃機]]を照らすために用いられた。大型の爆撃機は機動性が悪く、爆撃コースに入ったら回避運動ができないため、投射された光から脱することは難しく、[[戦闘機]]や高射砲の格好の的となった。また強い光には、爆撃機の乗員に対する心理的効果や光学[[照準器]]を使用不能にする効果もあった。
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