「セイの法則」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
4行目:
あらゆる経済活動は物々交換にすぎず、需要と供給が一致しないときは価格調整が行われ、仮に従来より供給が増えても価格が下がるので、ほとんどの場合需要が増え需要と供給は一致する。それゆえ、需要(あるいはその合計としての国の購買力・国富)を増やすには、供給を増やせばよいとする。
 
[[ジャン=バティスト・セイ]]が著書『政治経済学概論』第一巻第二十二章「販路」に叙述したことからセイの販路法則と呼ばれることもある。単に「セイ法則」とも呼ぶ。セイの法則が主張する重要な点は、経済の後退財・サービスへの需要不足や通貨の不足によるものでないとする点にある。
 
{{Quotation|国(国家の経済)は、支払いうるだけの販路を提供するのであって、より多くの支払いは、追加的な生産品に対して行われるのである。[[貨幣]]は相互の交換を一度におこなうための仮の穴埋めであって、[[交換]]が終わってみれば生産品に対しては生産品が支払われている。|『政治経済学概論』([[1803年]]刊)}}