「第23回スーパーボウル」の版間の差分

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ここでモンタナからライスへの44ヤードのパス、クレイグの7ヤードのランでナイナーズは敵陣31ヤードまで進入したが、続くプレーでクレイグのランで1ヤード後退、第3ダウンでテイラーに投げられたパスをフルチャーがカット、コーファーが49ヤードのFGを狙うがボールは大きく右にそれて失敗した。
 
自陣32ヤード地点で攻撃権を得たベンガルズは第3ダウン残り13ヤードから[[イラ・ヒラリー]]への17ヤードのパス、[[イッキー・ウッズ]]の3回のランでの21ヤード、ブルクスへの12ヤードのプレイアクションパスなど、10プレーで46ヤードを前進、残り3分20秒に[[ジム・ブリーチ]]が40ヤードのFGを決めて16-13とリードした<ref name="history"/>。
 
49ERSはキックオフリターンでイリーガルブロックの反則を犯してしまい、ハーフディスタンスの罰退、自陣8ヤード地点からの攻撃となった<ref name="history"/>。勝利には92ヤードのドライブでTDが必要であったがモンタナは冷静でチームメートに「(エンドゾーンの)向こうに[[ジョン・キャンディ]]がいるぞ。」と語るなど冷静であった。残り時間の少ない中、ベンガルズのディフェンスはモンタナがサイドライン際にパスを投げて時計を止めようとするだろうと予したが、モンタナはフィールド中央のクレイグ、TE[[ジョン・フランク]]に連続してパスを通した。ライスへの7ヤードのパスが成功した後、クレイグの2回のランでナイナーズは自陣35ヤードまでボールを進めて最初のタイムアウトを取った。その後ライスへの17ヤード、クレイグへの13ヤードのパスで敵陣35ヤードまで前進した。次のプレーでモンタナはこのドライブで初めてパスを失敗、しかもイリーガルマン・ダウンフィールドの反則で10ヤード罰退、残り1分15秒で第1ダウン残り20ヤードに追い込まれた。この困難な状況でモンタナは敵陣33ヤード地点で3人のディフェンスに囲まれたライスへのパスを成功させ、ライスはランアフターキャッチで15ヤードを稼ぎ、このプレーは27ヤードのパスとなった。レイ・ホートンがライスを止めなければタッチダウンとなっていたところであった。クレイグへの8ヤードのパスで残り39秒で敵陣10ヤードまで前進、最後はジョン・テイラーへの10ヤードのTDパスが決まり20-16となり、モンタナは11回92ヤードのTDドライブを成功させた<ref name="history"/>。残り時間わずかでのベンガルズの攻撃もアサイアソンからコリンズワースへのパスが失敗し試合終了、ナイナーズが4年ぶり3回目の優勝を果たした。1978年にレギュラーシーズンが16試合制になってから、10勝6敗のチームがスーパーボウルで優勝するのは初めてのことであった。なおモンタナは最後のドライブで[[過呼吸症候群]]にかかっていた。
 
MVPに選ばれたライスは11回のキャッチでスーパーボウル記録となる215ヤードを獲得、1TD、モンタナはパス36回中23回成功、スーパーボウル記録となる357ヤードを投げて、2TDをあげた<ref name="history"/>クレイグは71ヤードを走るとともに8回のキャッチで101ヤードを獲得、スーパーボウル史上初めてRBとして100ヤード以上のレシーブを記録した。テイラーはパントリターンでスーパーボウル記録となる56ヤード、平均18.7ヤードのリターン、ベンガルズではジェニングスが2回のキックオフリターンで117ヤードをリターン、1TD、ウッズはこの試合両軍トップの79ヤードを走ったがTDはあげることができず、イッキー・シャッフルと呼ばれたタッチダウン・セレブレーションを見せることはできなかった。アサイアソンはパス25回中11回成功、144ヤードで0TD、1INT、コリンズワース(この試合を最後に引退)が3回のキャッチで40ヤードを獲得した。