「アイル・テネレ自然保護区」の版間の差分

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'''アイル・テネレ自然保護区'''は、[[ニジェール]]にある[[自然保護区]]で、その名の通り[[アイル山地]]と[[テネレ]](砂漠テネレとは現の言葉で「何もない土地」)を対象としている。約13000km<sup>2</sup>の厳正自然保護区を含む総面積77000km<sup>2</sup>は、アフリカに数ある自然保護区の中でも最大を誇る。
 
降水量の少ないこの一帯には、荒涼とした景観が広がっているが、それでも砂漠と山地の境目や山地を中心に、少なくとも350種の植物、160種の鳥類、18種の爬虫類、40種の哺乳類が確認されている。その中には[[パタスモンキー]]、[[ダマガゼル]]、[[ムフロン]]など、この地域の固有種や[[絶滅危惧種]]なども含まれている。1988年に自然保護区に指定されたが、元々この地に住んでいた[[トゥアレグ]]族の反発が強くなったことから、更なる保護のために1991年に[[国際連合教育科学文化機関|ユネスコ]]の[[世界遺産]]に登録された。しかし、かえって反発が激化し内戦に発展したため、翌年には[[危機遺産]]に登録された。