「エル・ビスカイノ生物圏保護区」の版間の差分

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|fr_name = Sanctuaire de baleines d'El Vizcaino
|country = メキシコ
|area = 370369,950631 ha
|criterion_n = (10)
|rg_year = 1993年
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|}}
'''エル・ビスカイノ生物圏保護区'''(El Vizcaino Biosphere Reserve)は、[[太平洋]]と[[カリフォルニア湾]]に挟まれた[[バハ・カリフォルニア半島]]中央部に設定されている[[メキシコ]]の[[生物圏保護区]]である。1988年に設定された総面積2,546,790 haの生物圏保護区で、独特の砂漠の気候によって育まれた陸棲生物の[[固有種]]の豊富さや、[[コククジラ]]の重要な繁殖地であることなどが特色である。
 
コククジラの繁殖地になっている2つの[[潟湖]]が、[[国際連合教育科学文化機関|ユネスコ]]の[[世界遺産]]に登録されている。
 
==動物相==
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== 世界遺産 ==
エル・ビスカイノ生物圏保護区のうち、バハ・カリフォルニア半島にある[[セバスティアン・ビスカイノ湾]]、および湾と繋がっている2つの[[潟湖]]オホ・デ・リエブレ湖(Laguna de Ojo de Liebre )Liebre)、サン・イグナシオ湖(Laguna San Ignacio )は、[[コククジラ]]の繁殖地として知られている。世界中に棲息しているコククジラの半数は、この湾で生まれている<ref name=WHC>ユネスコ世界遺産センター監修『ユネスコ世界遺産(1)北アメリカ』講談社、1996年、p.202</ref>。
 
コククジラの繁殖にとって重要な場所であるが、それを目当てにした過剰な[[ホエール・ウォッチング]]によって海洋環境が悪化したため、現在は観光には規制がされている<ref name=WHC />。
 
世界遺産に登録されているのは、生物圏保護区内のオホ・デ・リエブレ湖(面積226,914ha)と、サン・イグナシオ湖(面積142,717ha)である<ref>[http://whc.unesco.org/en/list/554/multiple=1&unique_number=652 Whale Sanctuary of El Vizcaino - Multiple Locations](2014年3月11日閲覧)</ref>。
 
=== 登録基準 ===