「M81 (天体)」の版間の差分

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m 誤:和→正:輪 でしょう?
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'''M81''' ([[ニュージェネラルカタログ|NGC]] 3031) は、[[おおぐま座]]にある[[渦巻銀河]]。
 
[[1774年]]に[[ヨハン・ボーデ|ボーデ]]が[[M82_(天体)|M82]]と同時に発見した。ボーデは「M81は星雲状の光斑。やや円形で、中央部に明るい核がある」と記した。[[1781年]][[シャルル・メシエ|メシエ]]は「おおぐま座の耳に近い。4等か5等星に平行しており、位置はこの星から決定した。やや楕円。中心部ははっきりしており、3.5フィートの望遠鏡でよくみえる」と記した。[[ジョン・ハーシェル]]は「顕著。非常に明るい核がある」と記した。[[1889年]]ロベールは写真から渦状星雲であることを確認し「核があり、境界は不明瞭で星雲状物質の輪(わ)で囲まれている」と記している。[[ウィリアム・パーソンズ|ロス卿]]は「アンドロメダ星雲に似て、渦状というのは回転している状態だろう」としたが、実際にM81は回転が証明された最初の銀河となった。
 
M81は双眼鏡でM82と並んでみえ、小口径でも丸い形がはっきり見える。M82の細長い形とは対照的である。4インチ屈折で観察したマラスは「M81の中心部はブツブツし、外側の明るさと不同でぼんやりし、外側に沿って輪状の光点が見られる」としている。口径20cmの望遠鏡では、大きな光斑の中に微妙な濃淡を観測できる。渦状星雲の腕は口径40cmの望遠鏡から確認できる。口径50cmでは腕の濃淡や構造も確認できるようになる。