「硫酸塩」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Addbot (会話 | 投稿記録)
m ボット: 言語間リンク 46 件をウィキデータ上の d:q172290 に転記
21行目:
'''硫酸塩'''(りゅうさんえん、{{Lang-en-short|sulfate, sulphate}})とは、'''硫酸イオン'''(りゅうさんイオン sulfate; SO<sub>4</sub><sup>2-</sup>)を含む[[無機化合物]]の総称である。
 
LEI Leis leis leis leis leis
== 性質 ==
[[硫酸]]は2[[価数|価]]の[[オキソ酸]]であり、硫酸塩は'''正塩'''(M<sup>I</sup><sub>2</sub>SO<sub>4</sub>; M<sup>II</sup>SO<sub>4</sub>)、'''水素塩'''(M<sup>I</sup>HSO<sub>4</sub>)<ref>硫酸水素塩を'''重硫酸塩'''と呼ぶのは誤称(『岩波理化学辞典』)。</ref>、[[塩基性塩]]に分類される。また[[複塩]]も形成し、'''タットン塩'''(M<sup>I</sup><sub>2</sub>M<sup>II</sup>(SO<sub>4</sub>)<sub>2</sub>・6H<sub>2</sub>O)や[[ミョウバン]]類(M<sup>I</sup>M<sup>III</sup>(SO<sub>4</sub>)<sub>2</sub>・12H<sub>2</sub>O)などが知られている。
 
いずれの硫酸塩でも硫酸イオンは、[[正四面体]]構造を取り、S&ndash;O間距離は149pm(1.49Å)であり、水和物結晶では水分子が配位していることも多い。
 
ほとんどすべての金属元素と安定な塩を形成する。[[バリウム]]塩、[[ストロンチウム]]塩、[[鉛]](II)塩、[[カルシウム]]塩、[[銀]]塩が水に難溶である以外は、硫酸塩は多くの場合水に溶けやすく、多くの場合硫酸水素塩は正塩に比べて水に対する溶解度が大である。一方、塩基性塩の多くは溶解度が低い。
 
また正塩の[[タリウム|Tl]](I)塩、[[カリウム|K]]塩は無水塩が安定ではあるが、多くの場合には安定な水和物結晶を生成することがしられており、一般的に2価の金属塩は6ないしは7水和物が安定であり、3価の金属塩はさらに多価の水和物を形成する。
 
== 生成 ==