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== 登場人物 ==
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; 市川 安男(旧姓:島野)
: 本作品の主人公。[[1934年]](昭和9年)、広島県備後市生まれ。旧姓:島野。通称・ヤス。島野家の一人息子として生まれた。実母は出産直後、体調不良で亡くなり、実父は別の女性と再婚し安男を捨てたきり音信が途絶えてしまう。その後、実母の兄である市川夫妻に引き取られ、「島野」から「市川」に改名。伯父夫妻から実の息子として育てられる。某工業高校卒業後、運送会社に就職。[[1959年]](昭和34年)、美佐子と結婚し、3年後の[[1962年]](昭和37年) に長男・旭(通称・アキラ)を儲け1児の父親となる。いい加減で不器用、照れ屋な所があり、酒と煙草が好き。妻・美佐子が事故で亡くなってから、シングルファザーとして不器用ながらもアキラを優しく真っ直ぐに育てることになる。
; 市川 美佐子
: 安男の妻。[[1936年]](昭和11年)生まれ。[[1945年]](昭和20年)、疎開中だった9歳の時、同年8月6日に広島市に[[原爆]]が投下され、家族を失い[[戦災孤児]]となる。その後、岡山、四国の親戚の家へ次々と移り住む。[[1959年]](昭和34年)、安男と結婚し、3年後にアキラを儲ける。[[1966年]](昭和41年)夏頃、2ヵ月後に4歳になるアキラの目の前で庇うようにして木箱の下敷きになり死亡する。