「外国為替証拠金取引」の版間の差分

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→‎主なリスク: 業者の撤退・サービス中止リスクを信用リスクの中に追加
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: インターネットなどのシステムを通じて取引を行う際のリスクである。つまり、取引業者によっては、毎朝、スワップポイントをつけるタイミングで、メンテナンスを行う取引業者がある。そして、その際、その時間帯に、損切りの逆指値も自動ロスカットの処理も行わない取引業者がある。そのため、その時間帯に巨額の損失が発生する可能性がある。場合によっては、自動ロスカットが効かなかったため、追証となることもある。このような取引業者で[[デイトレード]]以外を行う場合は注意が必要である。取引業者のサーバダウン、回線のトラブル、停電等で思う様に取引ができないリスクがある。
; 信用リスク
: [[くりっく365]]や[[大証FX]]を除き、業者が破綻などをすれば客も損失を被るおそれがある。例えば、客から委託された証拠金を、自社の資産とは別勘定で[[信託銀行]]に[[信託分別管理]]するといった保全管理をしていない業者の場合、破綻した際には預託していた証拠金が戻ることは期待できない。エフエックス札幌という業者では、顧客が持っているポジションが強制清算されて、かつ証拠金が返金されない事態が発生している。業者によって証拠金の(保全)管理方法が異なるので、約款などで確認する必要がある。また、一部分の信託保全か100%信託保全かどうか、どこの銀行に信託保全しているかも確認する必要がある。また、[[イニシア・スター証券]]では、使い込みによる違法な信託保全すべき資金の不足が発生した事例もあり、信託保全方式は結局のところ業者の[[道徳|モラル]]に頼っているところが大きい<ref>[http://kantou.mof.go.jp/kinyuu/kinshotorihou/9814syobun241205.pdf イニシア・スター証券株式会社に対する行政処分ついて] 平成24年12月5日付け関東財務局ウェブサイト</ref>。又、国内において業者の支払不能対策保険契約の対策を行っている業者は確認されてなく、[[証券会社]]業界や[[商品取引員]]業界に存在する業界の投資家保護基金がない。また、業者が破綻せずとも、当該FXサービスから撤退・サービス提供を中止することがある。この場合、投資家が未決済ポジションの決済を迫られることがある。このリスクは大証FXなどの取引所FXでもなおある。
 
==オーダー処理方式による分類==