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== 来歴・人物 ==
[[鳥取県]][[岩美郡]]岩井村(現・[[岩美町]])に、温泉旅館「岩井屋」を経営していた松岡常次郎の三男として生まれる。[[1902年]]岩井高等小学校を卒業するが、家業が傾き、上級学校への進学は果たせなかった。しばらく地元で石油の行商、郵便局集配人を務めた後、[[1904年]][[舞鶴]]海軍工廠の職工となる。舞鶴時代に、教会の英語教室に通い始めたのがきっかけで[[1906年]][[キリスト教]]に入信する。後に、[[日本基督教団]][[富士見町教会]]の会員になった。<ref>松岡が[[衆議院議長]]を務めていた時に、[[内閣総理大臣]]であった[[片山哲]]と同じ教会に所属した。:[[中村敏]]『日本における福音派の歴史』p.158</ref>

その後機械工としてのステップアップを図るべく、大阪の鉄工所、[[朝鮮総督府]]鉄道管理局竜山工場臨時工を経て、[[1910年]][[室蘭]]の[[日本製鋼所]]に入る。
 
室蘭時代に、[[吉野作造]]や[[安部磯雄]]の著書に親しみ、[[キリスト教社会主義]]に関心を持つようになる。やがて[[1914年]][[友愛会]]室蘭支部が結成され、松岡は発会式に訪れた会長[[鈴木文治]]の人柄に感銘を受け入会する。松岡もまた鈴木に見込まれ、[[1917年]]鈴木の要請に応え、友愛会専従となるため日鋼を退職し上京。友愛会の労働組合化に尽力し、[[1921年]]友愛会は日本労働総同盟と改称された。