「日本における衛星放送」の版間の差分

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Masanaka51 (会話 | 投稿記録)
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[[ケーブルテレビ]](CATV)が住居棟に導入されている場合、局から有料で貸与・販売される[[セットトップボックス]](以下STB)で視聴する[[ケーブルテレビ#トランスモジュレーション方式|トランスモジュレーション方式]]で伝送している局が多い。このため、直接受信の場合は無料で見られる放送も無料では視聴できなくなっている<ref>その例として番組案内など5-10分程度の[[ミニ番組]]や[[WOWOW]]・[[スター・チャンネル|スターchBS]]は不定期に、[[スカパー!プレミアムサービス|スカパー!]]・[[スカパー! (東経110度BS・CSデジタル放送)|スカパー!e2]]も毎月第1日曜日(「スカパー!・スカパー!e2大開放デー」)を中心に行うノンスクランブル放送</ref>。そのため、各種資料では「ケーブルテレビでは無料放送を行わない局があります」という注意書きがされる場合もある。またSTBから録画信号をハイビジョンで伝送できないケースも多々あり、[[BDレコーダー]]等のハイビジョン録画機器を以てしても番組をハイビジョンで残すことができないことも多い。
 
BSデジタルのパススルー伝送は行われていないケースが多い。行われている局でも、[[ケーブルテレビ#周波数変換パススルー方式|周波数変換パススルー方式]]で実施している。衛星放送で使われている衛星からアンテナまでの周波数およびアンテナ部からチューナー部までの周波数([[電波の周波数による分類]]上は[[センチメートル波|SHF]]、[[超短波|VHF]]、[[極超短波|UHF]]。[[#BS-IF/CS-IF(中間周波数変換)]]を参照)がケーブルテレビの伝送用に使用している周波数とは帯域幅が異なるためにそのままでは伝送できない事から、伝送可能な周波数に変換しているためである。局から有料で貸与・販売される元の周波数に戻すコンバーター(変換器)を用いて、市販の当該チューナーでもそのまま視聴する。2007年現在、コンバーターが不要な[[ケーブルテレビ#同一周波数パススルー方式|同一周波数パススルー方式]]での伝送ができるように業界は動いている。
 
地上アナログ放送と同じ変調方式に変換して再送信している局は徐々に減っているが、いくつか存在する。この場合、再送信されているチャンネルが受信できる地上アナログチューナーを内蔵した機器(以下、地上アナログ機器。アナログSTB(ターミナル)や市販テレビや市販ビデオレコーダなど)があれば視聴できる(VHF1ch~12ch、UHF13ch~62chで再送信されていれば、ほとんど全ての地上アナログ機器で視聴できる。CATV帯域で再送信されている場合は、機器の説明書に「C13ch~C63ch」などの記載がされていれば視聴できる)。ただし再送信にスクランブルが施されている場合、視聴は局から貸与されるアナログ[[ホームターミナル]]に限られる。
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非加入者が視聴できる局は少ない。
 
現在はセットトップボックスやホームターミナル無しで視聴できることは少ないが[[1990年代]]以前に住所移転などでケーブルテレビ局に新規加入した場合、NHK訪問契約員と視聴者の認識不足から12年間視聴不可能な状況であっても衛星受信契約を締結してしまっているケースもあり、領収書に記載されている契約内容の確認も必要である。
 
また、NHK衛星受信契約は申告制であることとケーブルテレビ側からの契約解除申請をしない実態からセットトップボックスやホームターミナルを返却(レンタル)・利用中止(買取)した場合、視聴者サイドでの契約解除の申告が必要であることも注意したいところである。