「ウー (ウルトラ怪獣)」の版間の差分

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'''ウー'''は、[[円谷プロダクション]]が[[日本]]で制作した[[特撮]][[テレビ番組]]シリーズ「[[ウルトラシリーズ]]」に登場したする架空の[[怪獣]]。別名「'''伝説怪獣'''」。
 
== 『ウルトラマン』に登場したするウー ==
『[[ウルトラマン]]』第30話「まぼろしの雪山」(1967年2月5日放送)に登場。
*身長:40メートル
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*スーツアクター:[[鈴木邦夫]]<ref name="zenchousa">『キャラクター大全ウルトラマン全調査報告』([[講談社]]、2012年、ISBN 978-4-06-218128-0)</ref>
 
全身長白毛の[[雪男]]的怪獣。飯田山の麓の村に住む、孤児のゆき(雪ん子)が村人から迫害を受け、助けを呼ぶ声と共に彼女を救うべく現れ。雪ん子の危機を救うために現れるためので、行き倒れになった雪ん子の母親の化身ではないかとわれる。また、当地では伝承で知られる存在であった模様である。必ず[[地吹雪|吹雪]]と共に現れ、また怪獣出現の事実が観光客を遠ざけたため、[[スキー場]]による観光収入で経済を成り立たせている当地にとっては死活問題であり、ついに[[ウルトラマン#科学特捜隊|科学特捜隊]]およびウルトラマンの攻撃を受けることとなる。雪ん子が[[冤罪|濡れ衣]](漁師らの子供たちが雪ん子を落とすために掘った穴をそのままにしていたため、酔った漁師仲間が落ちて凍死。これしたを雪ん子の仕業と決めつけた事によるもの)で村人に追われた際には激怒してスキー場の施設を破壊しウルトラマンと戦った。スペシウム光線のポーズをとり発射直前、雪ん子が力尽きてしまったため彼女のウーを呼ぶ声と共に飯田山に姿を消してしまった
*デザインは[[成田亨]]でイメージは[[仙人]]<ref name="zenchousa"/>。着ぐるみ造形はエキスプロによる<ref name="zenchousa"/>。
*ネーミングの由来は、糸芭蕉の繊維の事を沖縄方言で「ヲゥー(発音上の表記)」と呼ぶことに由来する<ref name="zenchousa"/>。
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*本編班が着ぐるみをロケ先のスキー場に運んで人を入れて撮影したカラー写真が存在する{{Sfn|ウルトラマン研究読本|2013|p=206}}。
 
== 『ウルトラマンA』に登場したするウー ==
『[[ウルトラマンA]]』第42話「神秘! 怪獣ウーの復活」に登場。
*身長:57メートル
*体重:なし
 
『ウルトラマン』に登場したするウーとの関係はないが、初代との区別のため二代目とつけられる。[[ウルトラマンAの登場怪獣#氷超獣 アイスロン|アイスロン]]に襲われて死んだ良平という男性の魂が娘を守るためにウーとなった。初代と違い魂がウー化する描写がある他、やや太目な体型で、男性の化身のため男性的な姿をしている。アイスロンと戦うも大したダメージを与えられず一方的に投げ飛ばされた挙句、崖下に蹴り落とされ雪崩に埋もれて行動不能になった。ウルトラマンAによってアイスロンが倒され、娘の無事を見届けると雪山の奥へと消えていった
 
== 『ウルトラファイト』に登場したするウー ==
『[[ウルトラファイト]]』「大峡谷の決闘!」「悪鬼ウーの狂乱!」「まぼろし怪獣ウー参上」他に登場。
*身長:40メートル
*体重:0
『ウルトラマン』に登場したウーとは異なり、喧嘩屋の異名を取るほど凶暴な性格。全登場キャラクターの中でも勝率は高い。しかし時には髪(体毛?)に花を飾る愛らしさを見せ、またある時はひたすらリンゴを貪る[[ウルトラマンの登場怪獣#光熱怪獣 キーラ|キーラー]]の姿を目の当たりにして言いしれぬ悲しみを覚え、自らもリンゴを齧った。ことキーラーとは何かと縁があるようで、互いに雪山でゴーゴーダンスを嗜んだ事むこともあれば、盲目の両者が土手の通行で揉めた事る場面もある。「歯車くずし」という回転チョップの必殺技を持つ。
 
* 着ぐるみは『ウルトラマン』当時のものとは別物で、顔のほとんどが毛で隠れている。登場怪獣中、唯一の長毛の着ぐるみの為か、撮影が進むうちに土ぼこりを大量に吸い込み、中盤から後半にかけては身体に薄く靄がかかっていた。
 
== 『ウルトラスーパーファイト』に登場したするウー ==
ビデオ『[[ウルトラスーパーファイト]]』第15話「怪獣の師弟愛」に登場。
 
[[ペガッサ星人]]の子分として登場し、[[ウルトラマンタロウ]]に挑んだ
 
== 『レッドマン』に登場したするウー ==
『[[レッドマン]]』第19話、第20話、第21話、第22話、第24話、第64話、第72話、第76話に登場。19話で[[カネゴン]]、20、21話で[[ゴモラ (ウルトラ怪獣)|ゴモラ]]、22話で[[メフィラス星人]]、76話で[[ガラモン (ウルトラ怪獣)|ガラモン]]と組み、レッドマンに挑むが敗れ。24話と64話と72話は単独で戦っているが、これも敗れ
 
着ぐるみは『[[ウルトラファイト]]』で使用されたものが流用された。
 
== 『チビラくん』に登場したするウー ==
特撮テレビ番組『[[チビラくん]]』第74話に、チビラくんの住むカイジュウ町の住人として[[バルタン星人]]、[[エレキング]]、[[イカルス星人]]と共に登場したする
 
== 過去の映像を流用しての登場 ==
;『[[ウルトラマン80]]』
:第46話で魔法使い[[ウルトラマン80の登場怪獣#壺の精 マアジン|マアジン]]に[[レッドキング]]の他にウー(の玩具)を出してほしいという少年がおり、その際、回想シーンに登場している(鳴き声は少々アレンジされている)。
;『[[甦れ!ウルトラマン]]』
:[[ゼットン星人]]が暴れさせた怪獣軍団の一体として登場。雪山を襲撃し分身したウルトラマンと戦うが、映像ではウルトラマンに伸し掛かったところで終わり決着は描かれていない。
 
== その他の作品に登場したするウー ==
*サークロラマの映画『[[ウルトラマン・ウルトラセブン モーレツ大怪獣戦]]』に[[快獣ブースカ#快獣|ブースカ]]と[[快獣ブースカ#快獣|チャメゴン]]の前にバルタン星人や[[ウルトラセブンの登場怪獣#宇宙スパイ プロテ星人|プロテ星人]]などと共に現れている。
*『[[ウルトラセブン]]』の未発表作品『宇宙人15+怪獣35』では冒頭でセブンを襲って倒されるシナリオが予定されていた。『[[フィギュア王]]』に掲載された[[一峰大二]]の漫画『ゴードの巻』でもバルタン星人達によって蘇生された宇宙連合軍の怪獣軍団の一匹として冒頭でセブンを襲った
*『[[ザ☆ウルトラマン]]』第18話に怪獣に詳しい野島ユリ子(科学警備隊喫茶室のウェイトレス)の所有する怪獣の写真として、ウー、[[帰ってきたウルトラマンの登場怪獣#始祖怪鳥 テロチルス|テロチルス]]、[[帰ってきたウルトラマンの登場怪獣#変幻怪獣 キングマイマイ|キングマイマイ]]、[[帰ってきたウルトラマンの登場怪獣#化石怪獣 ステゴン|ステゴン]]、[[帰ってきたウルトラマンの登場怪獣#合性怪獣 レオゴン|レオゴン]]、[[ウルトラマンAの登場怪獣#古代超獣 カメレキング|カメレキング]]などが登場している。
*漫画『[[ウルトラマンSTORY 0]]』第13話ではバルタン星人の実験の道具として登場。
*映画『[[大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE]]』では、百体怪獣[[ウルトラマンベリアル#百体怪獣 ベリュドラ|ベリュドラ]]の体を構成する怪獣の一体として初代ウーの姿が確認できる。
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*ウルトラマンの製作前に『WOO』という、ウーと同名の宇宙生物を主役にする企画が存在したが、これについては、[[生物彗星WoO#概要]]及び[[ウルトラマン#作品としてのウルトラマン]]の誕生過程を参照。
*テレビドラマ『[[コメットさん#第1期|コメットさん]]』第36話「雪のおばけが出たぞ」に、雪男としてウーの着ぐるみが使用されている<ref>{{Cite book|和書 | title = 円谷プロ画報 | publisher = [[竹書房]] | volume = 第1巻 | date = 2013 | pages = 172 | isbn = 978-4-8124-9491-2 }}</ref>。
*[[1981年]]11月、[[西武園ゆうえんち]]でのアトラクションの開催中、火薬用の導火線の火花がウーの着ぐるみに引火し火だるま状態となってしまい、アクターの大学生が全身火傷で死亡する事故が発生している
*ハヤタ役を演じた[[黒部進]]はウルトラマンの中で一番印象に残っている怪獣に[[ピグモン]]と共にウーの名前を挙げている<ref>1999年11月20日放送『土曜日ほっとワイド-人生いきいき-』より。</ref>。
 
== 脚注 ==