「恋愛日記」の版間の差分

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Mayaderena (会話 | 投稿記録)
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何とか書き上げてパリの出版社に持っていったが採用されなかった。しかし、ただ1人だけ女性編集者のビジェーだけは小説を認めてくれ、出版にこぎつけることができた。打ち合わせをしているうちに彼女とも親密になっていく。
 
ある時、パリのホテルのロビーでかつて愛しあった年上の女・ヴェラ([[レスリー・キャロン]])と再会する。見知らぬ女性相手には饒舌になるベルトランだが、この時ばかりはぎこちない態度にならざるを得なかった。そんな彼をヴェラは諭すように優しく語りかけ、また去っていった。ベルトランはこの時、自分の本は彼女ひとりに捧げるために書きあげたことを自覚し、献辞を付けようとするが、既に印刷作業に入っていたため間に合わなかった。
 
クリスマス・イブの晩、ベルトランはふいに寂しさにおそわれて、かつて関係を持った女たちに手当たり次第に電話をかけるが、どの番号も通じなかった。やりきれずに街へ繰り出した彼だったが、向こう側の道を歩いている女性に声をかけようとして車道に飛び出し、車にひかれてしまった。病院に運ばれて絶対安静の身となってしまったのだが、悪いことに巡回の看護婦がとても美しい脚の持ち主だった。ベルトランがそれに触れようとしてベッドから這い上がった束の間、生命維持装置が外れてしまい…。