「表意文字」の版間の差分

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表意文字は、ひとつひとつの文字が意味を表すが、必ずしも[[言語]]の発音を表してはいない。そのため表意文字で書かれた文章を、異なる言語を用いる者が、それぞれの言語で読む事もできる。前述の数字や数学記号はその典型であって、「1+1=2」は、日本語で「一足す一は二」、英語で「One plus one equals two」と読める。
 
対義語として、[[表音文字]]がある。一つの文字で音素または音節を表す文字体系の事である。表音文字は表意文字から発展し、文字の意味を無視して発音のみを利用したのが、その発祥であったとされる。
 
[[漢字]]なども表意文字と呼ばれることがある。しかし、漢字に関しては、文字のひとつひとつが[[意味]]だけを表すのではなく、言語の語や[[形態素]]を表し、その結果、語や形態素の発音も表していることから、表意文字と呼ぶのは適切ではないという意見がある<ref>たとえば Gelb, I. J. ''A Study of Writing'', University of Chicago Press, 1963 参照。</ref>。[[文字|文字体系]]の分類では、漢字などは[[表語文字]]と呼ばれる。