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彼は[[トロイア戦争]]に参加し、[[トロイアの木馬]]に入った戦士の一人。[[ヘレネー]]の付き添いとしてトロイアに亡命していた祖母の[[アイトラー]]を連れ戻した。この時アカマースと協力した。
 
デーモポーンはトロイア戦争の帰途で[[トラキア]]に立ち寄り、トラキア王の娘[[ピュリス]]と結婚した。しかし、結婚式の次の日に彼は去らなければならなくなった(アポロドーロスによると自ら欲して立ち去った)。できるだけ早く帰り、妻も後で一緒にアテーナイに連れて行くことを約束した。妻ピュリスは[[レアー]]神の聖物が入った小箱を彼に渡し、トラキアに帰るのが絶望的な状況にならない限り開けてはならないことを告げた。彼が出発した後、ピュリスは毎日、海辺に通い、彼の船の帰還を期待していたが、徒労に終わった。帰る約束の期日が過ぎ、彼女は悲しみのあまり首を吊った。
 
ある日デーモポーンが好奇心に駆られ小箱を開けると、なにやら恐ろしいものが出現し、恐怖のあまり彼は馬に飛び乗ると風のように駆け出し、自分の剣の上に落馬して死んだ。他の言い伝えでは、彼はトラキアに戻ったが既に妻は死んでいて、妻が死後に変身したと言われる[[アーモンド]]の木を抱きしめた。すると木は花を咲かせ始めたという。
 
 
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== 参考文献 ==
*[[アポロドーロス]]『ギリシア神話』[[高津春繁]]訳、[[岩波文庫]](1953年)
 
 
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