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== 解説 ==
メンバーの一人であったCMJKの脱退後に制作され、新たにメンバーとして加入した[[砂原良徳]](当時は「良徳砂原」)も一部参加しているが、実質的に[[石野卓球]]と[[ピエール瀧]]の二人によってつくられたと言ってもよい作品である。その為、石野と瀧がかつて在籍していたバンド、「[[人生 (バンド)|人生]]」時代のテイストが戻っている。
この頃、グループの中心人物である[[石野卓球]]が、[[ロンドン]]に渡り経験した[[アシッド・ハウス|アシッド]]・リヴァイヴァルの影響が表れたアルバムである。全編に[[ローランド・TB-303|TB-303]]がフィーチャーされている。1曲目から5曲目、10曲目はヴォーカルがあり6曲目から9曲目は[[器楽曲|インストゥルメンタル]]となっている。アルバムのほぼ半分がインストゥルメンタルという点で、ポップス性に欠けセールス的に難があるのではないかとレコード会社からクレームがつき、メンバーはこれに強固に抵抗したが、最終的にインディーズ時代からライヴなどで人気のあったヴォーカル曲『[[N.O.]]』をボーナス・トラック的に収録するという条件でリリースにこぎ着いた。結果的に本作は好セールスを記録した。
 
砂原が唯一作曲を担当した楽曲「ビーチだよ! 電気GROOVE」に関して、CDの帯には「日本盤のみボーナストラック」と銘打たれているが、実際には本アルバムは日本盤のみしか存在しない。
 
ちなみにジャケットは[[1988年]]に世田谷の中学校で起きた[[机「9」文字事件]]がモチーフとなっている。
 
== 収録曲 ==
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| headline =
| extra_column =
| total_length = 5748:3304
| lyrics_credits = yes
| music_credits = yes
| title1 = '''HappyB.B.E. Birthday(Bull Beam Express)'''
| lyrics1 = 石野卓球ピエール瀧
| music1 = 石野卓球
| length1 = 53:4651
| title2 = '''Disco Union俺のカラダの筋肉はどれをとっても機械だぜ(甲)'''
| lyrics2note2 = 石野卓球all my muscles work machine like part I
| lyrics4lyrics2 = 石野卓球、ピエール瀧
| music2 = 石野卓球
| length2 = 60:3836
| title3 = '''ハイキングMUD EBIS (Chimimix)'''
| note3 lyrics3 = Hiking 石野卓球
| lyrics3music3 = [[ピエール瀧]]石野卓球
| music3 length3 = [[砂原良徳|良徳砂原]]3:37
| length3title4 = 5:41'''メカニカル娘'''
| title4note4 = '''ニセモノthe girl from factory フーリガン'''
| note4 lyrics4 = Fake Hooligan石野卓球
| lyrics4 = ピエール瀧
| music4 = 石野卓球
| length4 = 53:2528
| title5 = '''富士山オールスター家族対抗蛇合戦'''
| note5 = Fuji-sanall star family vs family snake battle
| lyrics5 = ピエール瀧石野卓球
| music5 = ピエール瀧石野卓球
| length5 = 45:3759
| title6 = '''Stingray俺のカラダの筋肉はどれをとっても機械だぜ(乙)'''
| music6note6 = 良徳砂原all my muscles work machine like part II
| length6lyrics6 = 4:37石野卓球、ピエール瀧
| title7music6 = '''[[ポップコーン (曲)|Popcorn]]'''石野卓球
| note7 length6 = 編曲:石野卓球0:58
| music7title7 = [[ガーション・キングスレイ]]'''ちょうちょ'''
| length7note7 = 4:37cho-u-cho
| title8 lyrics7 = '''新幹線'''ピエール瀧
| note8 music7 = Shinkansen ピエール瀧
| music8 length7 = 石野卓球4:57
| length8title8 = 9:58'''COSMIC SURFIN' (Ecstasy bathroom mix)'''
| title9music8 = '''Snow and Dove''' [[細野晴臣]]
| length8 = 5:08
| title9 = '''東京クリスマス'''
| note9 = christmas night in tokyo
| lyrics9 = ピエール瀧
| music9 = 石野卓球
| length9 = 5:4112
| title10 = '''[[N.O.]]モンキーに警告'''
| note10 = caution to the ape
| lyrics10 = 石野卓球
| music10 = 石野卓球
| length10 = 43:2053
| title11 = '''ボクの姉さん'''
| note11 = mr.sister
| lyrics11 = 石野卓球
| music11 = 石野卓球
| length11 = 5:59
| title12 = '''ビーチだよ! 電気GROOVE'''
| note12 = denki groove is bitch!
| lyrics12 = 電気GROOVE
| music12 = 良徳砂原
| length12 = 4:17
}}
 
== 曲解説 ==
#'''HappyB.B.E. Birthday(Bull Beam Express)'''
#'''俺のカラダの筋肉はどれをとっても機械だぜ(甲)''' - ''all my muscles work machine like part I''
#:テレビ番組『[[なるほど!ザ・ワールド]]』([[フジテレビジョン|フジテレビ]]系列)のエンディング・テーマとして使用された。[[スチャダラパー]]『Trio the Caps』のフレーズがサンプリングされている。
#'''DiscoMUD UnionEBIS (Chimimix)'''
#'''メカニカル娘''' - ''the girl from factory''
#:[[ネグロイド|黒人]]の[[女性]][[歌手|ボーカリスト]]を起用するなど、[[ディスコ]]・[[ソウル (音楽)|ソウル]]を意識した曲。タイトルの元ネタは中古レコードショップの[[ディスクユニオン]]。テレビ番組『[[Qさま]]』([[テレビ朝日]]系列)のコーナー、「プレッシャーSTUDY」のBGMとしても使用されている。
#'''オールスター家族対抗蛇合戦''' - ''all star family vs family snake battle''
#'''ハイキング''' - ''Hiking''
#'''俺のカラダの筋肉はどれをとっても機械だぜ(乙)''' - ''all my muscles work machine like part II''
#:「明るいテーマだがどことなく不安感・無気味さを感じさせる曲」という砂原の意図が込められた曲。
#'''ニセモノ フーリガンちょうちょ''' - ''Fake Hooligancho-u-cho''
#'''COSMIC SURFIN' (Ecstasy bathroom mix)'''
#'''富士山''' - ''Fuji-san''
#'''東京クリスマス''' - ''christmas night in tokyo''
#:本曲はライヴでも頻繁に演奏されている。<!--なお、[[アスキーアート|AA]]の「[[人生オワタ\(^o^)/|/^o^\フッジッサーン]]」はこれが元ネタと言われている。-->
#'''モンキーに警告''' - ''caution to the ape''
#'''Stingray'''
#'''ボクの姉さん''' - ''mr.sister''
#:この曲はその後、砂原のソロ・アルバムにおいて「Stinger Stingray」として続編がつくられている。
#'''ビーチだよ!電気GROOVE''' - ''denki groove is bitch!''
#'''[[ポップコーン (曲)|Popcorn]]'''
#:[[電子音楽]]黎明期の楽曲をアシッドにアレンジした[[カバー#カバー(楽曲)|カバー]]作品。原曲は電子楽器を[[ポップミュージック]]の世界に取り入れた始祖的存在である、[[ガーション・キングスレイ]]の同名曲。同曲はアメリカの音楽グループであるHotButterがカバーした作品が著名である。日本国内では[[セガ]]の[[アーケードゲーム]]、『[[ペンゴ]]』やテレビ番組『[[どちら様も!!笑ってヨロシク]]』([[日本テレビ放送網|日本テレビ]]系列)などで使用されている。[[ミュージックシーケンサー|プログラミング]]は砂原が担当。
#'''新幹線''' - ''Shinkansen''
#:歌手である[[五島良子]]の声をフィーチャーした、10分におよぶ作品である。[[クラフトワーク]]『[[ヨーロッパ特急 (アルバム)|ヨーロッパ特急]]』を意識したタイトルだが、石野は「([[東海道新幹線]]の)[[三島駅|三島]]辺りの車窓から見た風景のイメージ」とも語っている。当時、石野は「自分の最高傑作である」とインタビューで答えている。
#'''Snow and Dove'''
#:[[チルアウト]]、[[環境音楽|アンビエント]]の楽曲。
#'''[[N.O.]]'''
#:アルバム発売後3枚目のシングルとして[[シングルカット]]された。元々はインディーズ・アルバム『[[662 BPM BY DG]]』に『無能の人』という曲名で収録されていた。本アルバムとの方向性が異なるためメンバーはこの曲の収録をためらっていた。意に沿わない収録のため、正式タイトルの「無能の人 (LESS THAN ZERO)」を使用せず、仮タイトルであった「N.O.」を使用した。ちなみに、「N.O.」とは石野が青春時代に影響を受けたバンド[[ニュー・オーダー]]の頭文字から取っている。後に電気グルーヴとしては初のヒット曲となった。
 
== 参加ミュージシャン ==
* '''Jacky石野卓球''' - [[ラス (ポピカル]]、[[ミ音楽)|コジックシケンサー|プログミング]](1,2曲目)
* '''ピエール瀧''' - ボーカル、プログラミング、瀧
*'''[[會田茂一]]''' - [[ギター]](5,10曲目)
* '''Mutsuo Ono良徳砂原''' - コープログス(5曲目)ミング
 
*'''中山道彦''' - コーラス(5曲目)
 
*'''Yoshinobu Tanizawa''' - コーラス(5曲目)
* '''Antonioブラボー小松 (from RiichiroSEX)''' - [[ギタラス]](5曲目)
* '''Masahito江川ゲン太 (from IshikawaKAZZ:BA)''' - コーラ[[ティンバレ(5]](3曲目)
* '''Tadashi[[森若香織]] Doi(from [[GO-BANG'S]])''' - [[コーラス (ポピュラー音楽)|コーラス]](5曲目)
* '''Eiichi遠藤薫 (from DRILL YoshimuraKING)''' - ギタラス(5(12曲目)
*'''Yoshimi Shimizu''' - コーラス(5曲目)
*'''五島良子''' - コーラス(8曲目)
 
{{電気グルーヴ}}