「冷え性」の版間の差分

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; 男女の差
: 冷え性は女性に多いといわれるが、男性にも冷え性に悩む者が少なくない。一般に、女性は男性に比べて[[皮下脂肪]]が多いが、熱を通しにくい[[脂肪]]は、一旦冷えると温まりにくい性質がある。加えて、男性に比して血流の多い筋肉が少ないことも原因する。女性は男性に比して寒さに強いといわれるが、冷え性の女性はエネルギーの放散が緩いため、厳寒の雪山などや[[水難]]で遭難した場合にはむしろ長生きするといわれる。
; 冷え性による症状
: 冷え性に伴う慢性的な血行障害が原因で、[[しもやけ]]、腰痛、[[神経痛]]、[[肩こり]]、肌あれなどが起きうる。
 
==冷え性の予防・改善==
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* 朝は早起きして、夜は寝不足にならないよう早めに寝るようにする。
* 毎日お風呂に入り、シャワーではなく浴槽に入るようにして、血流を良くする。
* 38度程度のぬるめのお湯にしっかり浸かる。あるいは42度程度の熱めのお湯と冷水のシャワーを交互に使う。
* 温かい服を着るようにして、温かい布団で寝る。
* マッサージや、柔軟体操などを行う。
* 定期的に適度な運動や、ウォーキングを行う。階段はなるべく歩いて昇降する。有酸素運動を行う。
* 冷えを覚える部位の運動を行う。下肢の冷えにはつまさきや膝の屈伸運動や速足での歩行などを行う。
* 過度な酒や、タバコは控える。
* クーラーの使用は最小限に留める。
* マフラーなどを利用して、首・手首・足首を暖めることで、効率的に保温できる。
* 渇きを覚えたとき以外の不要な水分摂取は控える。
 
== 冷え性と漢方 ==
* 西洋医学では冷え性は一般には病気と見なさない場合が多く、あるいは自律神経失調症と見なされるが、漢方では冷え性を未病、病気になる前駆症状と考える。
体質や症状により以下のような漢方薬の処方が代表的である。(参考:数字はツムラの製品番号である。)
 
* 18 桂枝加朮附湯(ケイシカジュツブトウ)
* 24 加味逍遙散(カミショウヨウサン)
* 25 桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)
* 38 当帰四逆加呉茱萸生姜湯(トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ)
* 41 補中益気湯(ホチュウエッキトウ)
* 61 桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)
* 63 五積散(ゴシャクサン)
* 100 大建中湯(ダイケンチュウトウ)
 
*漢方薬による治療は、患者一人ひとりの体質や症状などが考慮され処方されます。自分で判断するのではなく、医師や薬剤師にご相談ください。
 
== 参考文献 ==
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|publisher =文芸社
|year= 2007
}}
*{{Cite book
|和書
|author=花輪 壽彦 監修
|title=漢方 決定版
|pages=208-209
|publisher =新星出版社
|year= 2005
}}
*{{Cite book
|和書
|author=仙頭 正四郎/土方 康世
|title=冷え性 健康双書
|pages=
|publisher =農山漁村文化協会
|year= 2007
}}
*{{Cite book
|和書
|author=川嶋 朗
|title=冷え克服法 川嶋朗式すぐ効くずっと効く
|pages=
|publisher =エクスナレッジ
|year= 2010
}}
 
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== 関連リンク ==
[http://hiesyou-taisaku.net/ 冷え性改善【知っておくべき3つのポイント】で体の冷え対策]
<br>
[http://www.tsumura.co.jp/kampo/g_medical/ 「医療用漢方製剤ガイド」ツムラ]
 
{{DEFAULTSORT:ひえしよう}}