「疲労骨折」の版間の差分

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[[スポーツ]]における主原因は、負荷の継続([[跳躍]]や長時間の疾走<ref name="nishiseisai.41.285">[http://dx.doi.org/10.5035/nishiseisai.41.285 高校駅伝選手に発生した多発性疲労骨折の1例] 整形外科と災害外科 Vol.41 (1992) No.1 P285-288</ref>)、筋力不足、未熟な技術、体の柔軟性不足、衝撃吸収力に欠ける靴や用具および装具の使用<ref>[http://dx.doi.org/10.11267/jspo1985.10.256 スポーツ用装具総論] 日本義肢装具学会誌 Vol.10 (1994) No.4 P256-259</ref>など。しかし単一の要因だけでは無く、継続した激しい運動による体重低下や[[カルシウム]]摂取量の不足<ref name="nishiseisai.46.618"/>や、それに伴い生じる[[骨密度]](骨塩量)の低下が副次的な原因となり得る。
 
特に、女子選手は無[[月経]]で骨塩量密度が低下しやすく<ref>[http://dx.doi.org/10.7600/jspfsm1949.42.183 MD/MS法による女子スポーツ選手の骨密度評価] 体力科学 Vol.42 (1993) No.2 P183-188</ref>疲労骨折を生じやすいとされている<ref>[http://dx.doi.org/10.5035/nishiseisai.62.694 大学女性スポーツ選手における種目別の身体組成と骨密度に関する研究] 整形外科と災害外科 Vol.62 (2013) No.4 p.694-696</ref>。つまり、疲労骨折を繰り返す女性は体重低下による無月経により誘発される骨粗鬆症の可能性が高いとする見解がある<ref name="id19819">[http://sucra.saitama-u.ac.jp/modules/xoonips/download.php?file_id=19819 我が国の女子マラソンランナーの月経異常]</ref><ref name="nishiseisai.46.618">[http://dx.doi.org/10.5035/nishiseisai.46.618 スポーツ競技者における疲労骨折の傾向とその病態] 整形外科と災害外科 Vol.46 (1997) No.3 P618-627</ref><ref>[http://sucra.saitama-u.ac.jp/modules/xoonips/download.php?id=BKK0000827 高校女子長距離ランナーの月経異常・ランニング障害の発生状況]</ref>。
 
体操などの跳躍系の競技、陸上競技、駅伝・マラソンなどの長距離競技、野球、サッカー、バレーボールなどが上位を占めるが多岐に渡る。