「変数 (数学)」の版間の差分

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[[数学]]、特に[[解析学]]において'''変数''' (へんすう、{{lang|-en-short|''variable''}}) とは、未知あるいは不定の数・対象を表す文字記号のことである。[[代数学]]の文脈では'''不定元''' (ふていげん、{{lang|-en-short|''indeterminate''}}) ともいう。[[方程式]]において、特別な値をとることがあらかじめ期待されている場合、'''未知数'''(みちすう)とも呼ばれる。また、[[記号論理学]]などでは(変数の表す対象が「数」に限らないという意味合いを込めて)'''変項'''(へんこう)ともいう。
 
== 概要 ==
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また、変域の中から代表として "無作為に一つ" 選び出した数、すなわち変域内の 「任意の値(任意定数)」 として変数を捉えることも可能である。このような視点に立てば、変数と定数の違いは曖昧である。通常は、変数を含む関係式を、このような任意定数の間の関係式とみなして差し支えないし、しばしばそのように解釈され、混同して議論をすすめることがある。「直線 ''y'' = ''ax'' + ''b'' 上の点を (''x'', ''y'') と表す」などの言明は、このような解釈のもとで変数記号と任意の値の代入とが意識して混用される例となっている。
 
[[数列]]などの'''添字''' ({{lang|-en-short|(''index)''}}) は[[媒介変数]] ({{lang|-en-short|(''parameter) ''}}) とよばれる変数の仲間である。これらは主たる変数ではないという意味で'''助変数'''と呼ばれることもあるが、本質的な違いは無い。
 
== 記法 ==