「AML装甲車」の版間の差分

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|乗員配置=
|装甲=
|主武装= 60mm後装式[[迫撃砲]](AML 60)<br />GIAT F1 90mm[[カノン砲]](AML 90)
|副武装= [[AA-52|NF-1 7.62mm機関銃]]<br />[[ブローニングM2重機関銃|12.7mm重機関銃M2]]
|備考=
|速度= 90[[キロメートル毎時|km/h]]
|整地速度=
|不整地速度=
|エンジン= パナールModel 4HD 4気筒[[空冷]][[ガソリンエンジン|ガソリン]]
|出力= 90[[馬力|hp]]
|懸架・駆動= 4×4
|行動距離= 600[[キロメートル|km]]
|出力重量比=
|出典=
}}
'''AML装甲車'''([[フランス語]]:{{lang|fr|l’AutoMitrailleusel'AutoMitrailleuse Légère}})は、[[フランス]]の[[パナール]]([[:fr:Panhard|Panhard]])社で設計された4輪の[[装輪装甲車]]・[[偵察戦闘車]]である(パナールにおける社内コードはAML 245)。
 
機動性が高いためにAML 60/90共に迅速な[[偵察]]行動と[[火力支援]]が可能であり、高性能な無線機を装備し、夜間作戦時には[[暗視装置]]の装備も可能であった。
 
== 開発と概要 ==
[[1950年代]]、[[フランス軍]]は[[偵察]]任務に[[イギリス]]製の[[フェレット (装甲車)|フェレット装甲車]]を装備していたが、[[機関銃]]1挺のみという貧弱な武装ゆえに威力偵察を行うのに難点が多かったため独自に偵察用[[装甲車]]の開発を行うことを決定し、[[パナール]]社は[[1960年]]にAML装甲車の開発を開始した。
 
AML装甲車はフランス軍に制式採用された上に、輸出においても30国以上で4,000両以上が導入されるという大成功を収めた。さらに、[[南アフリカ共和国|南アフリカ]]で[[:en:Eland Mk7|Eland 60/90]]として1,300両が[[ライセンス生産]]された。
 
フランス軍では[[EBR装甲車]]よりも小型軽量である点を買われて[[エアボーン|空挺部隊]]や山岳部隊、海外駐屯部隊などに配備されていたが、[[1970年代]]末から新型の[[ERC 90装甲車|ERC 90 Sagaie]]に更新されて退役した。
 
== 派生型 ==
AML装甲車の派生型は、基本的に武装の違いだけであり、車体の構成(前部に運転手[[操縦士]]、[[砲塔]]に[[指揮官|車長]]と[[砲手]]が乗り込み、左右に昇降用ドア、後部に[[エンジン]])は共通である。
; AML 60
: 60mm[[迫撃砲]]と2挺の7.62mm[[機関銃]]を装備。
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: GIAT F1 90mmカノン砲を搭載した[[イスパノ・スイザ]]社製の[[砲塔]]を装備した派生型で、[[暗視装置]]とレーザー測距儀を装備している。
; AML 20
: 比較的最近開発された派生形。AML 60の[[砲塔]]を搭載しており、60mm迫撃砲を20mm機関砲に換装している。[[アイルランド国防軍]]のみで運用されている。
; Eland 60
: AML 60 HE60-7相当の、南アフリカ製派生型。
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== 関連項目 ==
*[[装甲車]]
*[[ラーテル歩兵戦闘車]] - [[南アフリカ共和国|南アフリカ]]製の[[歩兵戦闘車]]。派生型の一部がAML 60/AML 90の[[砲塔]]を搭載している。
*[[パナール]] - [[フランス]]の自動車会社。
 
== 外部リンク ==