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薙刀を造り直して刀としたものではなく、作刀時から薙刀直しであるかのような形状として造られた刀もあり、それらは「'''薙刀直し造り'''(なぎなたなおしつくり)」と呼ばれる。
 
== 主な遺品の薙刀 ==
薙刀は長きに渡って広く使われたため作刀された数も多いが、戦場で使用されることが少なくなってよりは鋳潰されて刀や槍、ひいては[[鍬]]や[[鋤]]などの[[農具]]の素材とされてしまったり、前述の「薙刀直し」とされたものも多く、薙刀そのものは現代でも高名な[[刀工|刀匠]]の手によるものから無銘の「数打ち物」と呼ばれるものまで多数が現存しているが、[[江戸時代|江戸期]]以前のもので作刀当初の姿のまま現存するものは少ない。
 
「大薙刀」と呼ばれるもので、神社に[[奉納]]されて作刀された当時の姿のまま現代に伝えられているものが幾振りか存在している。
;日光東照宮の大薙刀
:刃長 65.9cm 反り 3.0cm 茎長 77.7cm
:[[日光東照宮]]宝物館(栃木県日光市)が所蔵。
:[http://www.edu.pref.ibaraki.jp/board/bunkazai/ken/kougei/4-47/4-47.htm 水戸市(旧水戸市)の文化財 - 大薙刀]
;大薙刀 但馬国法城寺派作
:刃長 80cm
:[[千葉県立中央博物館]][[大多喜城|大多喜城分館]](千葉県夷隅郡大多喜町)が所蔵。
:[http://www.chiba-muse.or.jp/SONAN/syuzou0005.htm 大多喜城分館 収蔵資料 大薙刀 <館蔵>]
;大薙刀 銘備州長船兼光一振
:長さ4尺6寸、身幅1寸5分、厚さ4分半
:[[法善寺 (南アルプス市)|法善寺]]([[山梨県]][[南アルプス市]](旧[[中巨摩郡]][[白根町]])加賀美)が所蔵。
:[http://www.manabi.pref.yamanashi.jp/db/servlet/dbview?id=A810000052 大薙刀銘備州長船兼光一振]
 
== その他の薙刀 ==
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'''日本式眉尖刀'''(にほんしきびせんとう)または眉尖刀(びせんとう)は
中国大陸より伝来した眉尖刀から発展したものと考えられている。中国式の眉尖刀とは違い日本刀や薙刀と同様の重ね構造で刃金が存在するとされるが、身幅が広いという特殊な形状である。現存する流派では元[[戸隠流]](忍術)の[[武神館]]が使用している。しかし、実際に昔から日本で使われていたかは不明な武器である。
 
== 現存する主な遺品の薙刀 ==
薙刀は長きに渡って広く使われたため作刀された数も多いが、戦場で使用されることが少なくなってよりは鋳潰されて刀や槍、ひいては[[鍬]]や[[鋤]]などの[[農具]]の素材とされてしまったり、前述の「薙刀直し」とされたものも多く、薙刀そのものは現代でも高名な[[刀工|刀匠]]の手によるものから無銘の「数打ち物」と呼ばれるものまで多数が現存しているが、[[江戸時代|江戸期]]以前のもので作刀当初の姿のまま現存するものは少ない。
 
「大薙刀」と呼ばれるもので、神社に[[奉納]]されて作刀された当時の姿のまま現代に伝えられているものが幾振りか存在している。
;日光東照宮の大薙刀
:刃長 65.9cm 反り 3.0cm 茎長 77.7cm
:[[日光東照宮]]宝物館(栃木県日光市)が所蔵。
:[http://www.edu.pref.ibaraki.jp/board/bunkazai/ken/kougei/4-47/4-47.htm 水戸市(旧水戸市)の文化財 - 大薙刀]
;大薙刀 但馬国法城寺派作
:刃長 80cm
:[[千葉県立中央博物館]][[大多喜城|大多喜城分館]](千葉県夷隅郡大多喜町)が所蔵。
:[http://www.chiba-muse.or.jp/SONAN/syuzou0005.htm 大多喜城分館 収蔵資料 大薙刀 <館蔵>]
;大薙刀 銘備州長船兼光一振
:長さ4尺6寸、身幅1寸5分、厚さ4分半
:[[法善寺 (南アルプス市)|法善寺]]([[山梨県]][[南アルプス市]](旧[[中巨摩郡]][[白根町]])加賀美)が所蔵。
:[http://www.manabi.pref.yamanashi.jp/db/servlet/dbview?id=A810000052 大薙刀銘備州長船兼光一振]
 
== 脚注 ==