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{{unreferenced|date=2010年5月}}
[[File:ISS_Science_Power_Platform.png|thumb|right|350px|科学電力プラットフォーム概要図(NASA)]]
'''科学電力プラットフォーム(Science Power Platform, SPP)'''は、[[ロシア]]が計画していた[[国際宇宙ステーション]](International Space Station, ISS)の区画のひとつであるが、この計画は一旦キャンセルされたが、新たに'''科学電力モジュール(Scientific-Power Module, SPM)'''として実現することになった。SPPは[[プロトン (ロケット)|プロトン]][[ロケット]]か[[ゼニット (ロケット)|ゼニット]]ロケットを使ってISSに運ばれる予定だったが(当初は、宇宙ステーション[[ミール]]2号のために設計されたものだった)、米露の取引合意により[[スペース・シャトル]]の9A.1フライトで打ち上げられることに変更された<ref>{{cite web| title =ISS Assembly Flight 9A.1|url=http://old.spaceonline.tv/iss_flt9a1.htm| accessdate = 2011-11-7}}</ref>。完成すれば[[太陽電池]]パネルを8枚装備(その後4枚に削減)し、[[ヨーロッパ宇宙機関]]が提供した[[欧州ロボットアーム]](ERA)で保守点検作業をして、ISSの燃料を節約するための[[ローリング|ロール]]方向のスラスタ制御を提供する予定であった。欧州ロボットアームはISS計画の一環として現在も進行中であり、[[20132015]]以降にロシアのプロトン・ロケットで[[多目的実験モジュール]](MLM)「ナウカ」とともに打ちげられる予定である。SPPはもし実現していれば[[ズヴェズダ|ズヴェズダ区画]]の上部ドッキング装置に取りつけられる予定であったが、同場所には現在は[[ミニ・リサーチ・モジュール2]]「ポイスク」が設置されている。
 
当初SPPはロシア区画で必要とされる[[電力]]を、ISS全体(すなわちアメリカの区画)が発電する電力とは別に独立して作り出すことになっていたが、[[2006年]]3月の[[NASA]]との合意で、不足する分はアメリカの区画から供給してもらうことになった。構造試験のためにすでに製造されていた与圧モジュールの一部は[[ミニ・リサーチ・モジュール1]]として転用され、[[2010年]][[5月14日]]にスペース・シャトル[[STS-132]]で打ち上げられ[[ザーリャ]]区画の下部ドッキングポートに結合された。
 
 
ロシア区画の近年の主な製造元である[[S.P.コロリョフ ロケット&スペース コーポレーション エネルギア|RKKエネルギア社]]は、[[2013年]]から[[2015年]]を目標以降にロシアのドッキング区画(新しいノードモジュール(NM)<ref>{{cite web| title =NodeRSC ModuleEnergia -after S.P. Korolev hosted training sessions for Russian segmentcosmonauts on Node module being built for the International Space Station|url=http://forumwww.nasaspaceflightenergia.comru/indexen/news/news-2014/news_04-09.php?PHPSESSIDhtml| date =e7f593986795389e3305f2d66e06abfe&topic=22914.75 2014-4-9 | accessdate = 20112014-114-727}}</ref>をMLMの下部にドッキングさせて、そこに2機の科学・エネ電力モジューギー区画(SPM)を追加することで、当初のISS計画に近いものを完成させることを提案している<ref>{{cite web|url=http://www.space-travel.com/reports/Russia_Needs_Billions_More_To_Complete_Its_ISS_Segment_999.html|title=Russia Needs Billions More To Complete It's ISS Segment|publisher=Space-Travel.com|accessdate=2009-01-29|date=14 April 2008}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.novosti-kosmonavtiki.ru/content/numbers/306/index.shtml|title=Program for Development of the Russian ISS Segment|publisher=Novosti Kosmonavtiki|author=Sergei Shamsutdinov|date=July 2008|accessdate=2009-02-15|language=Russian}}</ref>し、2012年12月に1機(SPM-1またはNEM-1)の開発を受注した<ref>{{cite web| title =Roscosmos entrusted RSC Energia with conducting activities under the International Space Station Scientific-Power Module Project|url=http://www.energia.ru/en/news/news-2012/news_12-06.html| date = 2012-12-6 | accessdate = 2014-4-27}}</ref>。MLMの打ち上げが遅れているため打上げは2017年以降となる。この科学・エネルギ電力モジュ区画SPPと同じ大型の太陽電池パネルを持つが、[[トラス (ISS)|トラス]]構造はより小型(あるいは廃止)になるされた
 
==脚注==