「ローストビーフ」の版間の差分

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[[イギリス]]ではローストビーフは伝統的に[[日曜日]]の午後に食べる昼食(Sunday dinner) の[[メインディッシュ]]として扱われ、この際には[[ヨークシャー・プディング]]を添える。日本人の感覚としてはヨークシャー・プディングのような[[炭水化物]]系の食品が[[主食]]であり、ローストビーフは副食となるが、イギリスではローストビーフが主食であり、ヨークシャー・プディングは付け合わせである。もっともかつての貧しい家庭においては、ヨークシャー・プディングの量を増やして腹を満たし、ローストビーフの量を節約する事があり、実質上、主食と副食の関係が逆転した場合もあった。
 
残り物の冷たいローストビーフは、翌日[[月曜日]]に チップス([[フライドポテト]])と[[サラダ]]とともに 晩ご飯(Monday tea) に供される。かつてのイギリス貴族は日曜日には牛をまるごと一頭屠ってローストビーフを焼く[[サンデーロースト]]という習慣があり、大量の残り物で平日の食事をまかなっていた。このような習慣によって、イギリス料理にはローストビーフ以外には大して美味しいものが無いという状態になり、「イギリス料理はまずい」という評判をつくる原因のひとつになっている{{要出典|date=2014年4月}}。その一方、ローストビーフの残り肉の調理法のひとつとして、植民地インド由来の[[カレー]]を作る文化が生まれ、他国にも広まった。
 
また、エンドカット部分は香ばしくスパイシーな仕上がりになるが、この部分は肉塊一つから2枚しか取れないため貴重である。[[レストラン]]によってはエンドカットは別メニューになっているか、特別な指定が必要な場合がある{{要出典|date=2009年8月}}。