「ロックフォール (チーズ)」の版間の差分

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[[フランス]]南部[[ミディ=ピレネー地域圏]][[アヴェロン県]]の[[ロックフォール=シュール=スールゾン]]村の地下に広がる[[洞窟]]に、[[コムギ]]と[[オオムギ]]の粉で作った[[パン]]を設置して採取、繁殖させたアオカビの一種 ''Penicillium roqueforti'' により熟成させた[[ヒツジ]]の乳によるチーズ。
 
伝説的には数千年前、この村内の[[#コンバルー山]]北側斜面に形成された巨大な洞窟で、羊飼いがたまたま置き忘れたチーズに青カビ菌が付着してこのチーズが出来たとも言われるが、確かなところはわからない。現在もこの洞窟で採取されたアオカビを使い、またこの洞窟を利用した熟成庫で熟成させたものでないと、ロックフォールとして販売出来ない[[アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ]](AOC、原産地統制呼称)指定を受けている。
 
== 製法 ==
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なおフランス国内では他に[[ブルードーベルニュ]]と呼ばれる[[オーベルニュ地域圏|オーベルニュ]]産の牛乳を原料とするブルーチーズが知られる。
 
== コンバルー山 ==
'''コンバルー山'''はロックフォール=シュール=スールゾン村の南側({{coord|43.975869| 2.982413}})に位置する、[[石灰岩]]質の小高い山である<ref>以下、本節は特記のない限り{{harv|文藝春秋|2001|pp=120-121}}による。</ref>。頂上が平坦でその端がそり上がっている形状を鞍(コンバロ)になぞらえて命名された。山の頂上の平坦な地点には牧場があり、ヒツジが草を食む姿も見られる。
 
太古の昔、山の北面が3度ほど崩落し、洞窟が形成された。この洞窟には通風孔の役目をはたす亀裂が多数存在する。ロックフォールチーズ用の洞窟熟成庫は、この亀裂をうまく利用することにより、通気が保たれ、湿度と温度が年間を通じて一定になるよう設置されている。
 
ロックフォールに用いる青カビはペニシリョム・ロックフォルティ (''Penicillium roqueforti'' ) といい、この洞窟にのみ存在する種である。
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{reflist}}
 
== 参考文献 ==
* 文藝春秋/編『チーズ図鑑』(文藝春秋社、1993年)ISBN 4-16-348130-3
* 文藝春秋/編『チーズ図鑑』(文藝春秋社、2001年)ISBN 4-16-660182-2{{Anchors|{{SfnRef|文藝春秋|2001}}}}
* チーズ専門店[http://www.cheesemarket.jp/index2.html チーズマーケット(札幌市)のサイト]内の[http://www.cheesemarket.jp/roquefort.html 生産地紀行文]
{{Commonscat|Roquefort (cheese)|ロックフォール}}
 
[[Category:{{デランスのチォルトソズ|ト:ろつくふおる]]}}
[[Category:フランスのチーズ]]