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* [[銀河]]
 
== [[流体力学]]での渦 ==
[[流体を考え力学]]においてはそれ流体を微小な要素に分ける。この分けた微小要素の内の一要素に着目すると、その運動は、
# その要素全体の並進運動
# 要素を[[剛体の力学|剛体]]として考えた上での回転運動
# 純粋な歪みによる運動
に分けて考えることができる。渦において重要なのは、2.の回転に関するもの部分である。
 
次に'''渦度w'''(='''w'''(x,t)、xは流体の位置座標、tは時間)の定義を以下に示す。
 
微小要素の回転の様子は、'''[[渦度]]w'''(='''w'''(''x'' , ''t'' )、''x'' は流体の位置座標、''t'' は時間)の定義を以下示すよって表される
:<math> \boldsymbol{w}(x,t) = \operatorname{rot}\,\boldsymbol{v}(x,t) </math>
 
ここで、<math>\boldsymbol{v}(x,t)</math>は流体の速度、rotは[[回転 (数学ベクトル解析)|ローテーション]]である。
 
更に、
:<math> \operatorname{rot}\,\boldsymbol{v} = \boldsymbol{0} </math>
が渦なしの条件であり、この場合、流体は渦の伴わない運動を行う。従って、
:<math> \operatorname{rot}\,\boldsymbol{v} \ne \boldsymbol{0} </math>
となる時、運動している流体のどこかで渦(としての運動)が存在する。
 
流体に[[粘度|粘性]]が存在する場合、渦度が拡散していく。このため、渦を扱う場合、粘性はごく弱い(小さい)として扱うか、無視する場合が多い。
 
数学的に単純化された渦のモデルとして、{{仮リンク|ランキン渦|en|Rankine vortex}}などが考えられている。
 
== 渦のできる場合 ==