「北キプロス・トルコ共和国」の版間の差分
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北キプロスは独立国として国際的に承認されていないため、[[パスポート]]に北キプロス入国印が押されていると、キプロス共和国に不法入国したとみなされ、南キプロスとギリシャへの入国ができなくなる。ただ、この問題は入国審査の際、北キプロス入国印を別紙に押してもらうことで回避することができる。
首都レフコシャ({{Lang|tr|Lefkoşa}} 英語名ニコシア)は、円形の城壁を持つが、町の中心に国連の設定した[[緩衝地帯]]([[グリーンライン (キプロス)|グリーンライン]])がひかれ、北キプロスと南キプロスに分断されている。レフコシャや[[キレニア|ギルネ]]を始め、[[東ローマ帝国]]、[[オスマン帝国]]の残した[[モスク]]、[[修道院]]、[[城]]などの遺跡が多い。東部の[[ファマグスタ|ガーズィマウサ]]({{Lang|tr|Gazimağusa}} 英語名ファマグスタ)の海岸沿いには、放棄されたおびただしい数のホテル群とギリシャ人地区が今も残る。
南北間の往来に関しては、これまでは外国人のみレフコシャのレドラパレスホテルにある検問所を通過する形での、南から北への1日訪問のみが可能であったが、2005年よりキプロス共和国、北キプロス・トルコ共和国間の往来に関する規制が大幅に緩和され、南北キプロス国民の往来も可能となった。現在では、従来の[[レドラパレスホテル]]の南側の検問所に加え、レフコシャ繁華街のレドラ通りなど島内7か所のチェックポイントにてキプロス共和国側の係官にパスポートを提示した上で、北側の検問所において別紙に[[入国証印#出入国等管理証印(スタンプ)|入国証印]]を捺印する形式となっている。南側から入国した場合の南北越境は自由だが、北側に最初に入国した場合の越境はEU市民に限られている。
なお、キプロス共和国側は、合法的な往来に際しても、北キプロス国内において占領当時ギリシャ系キプロス人が所有していたホテルへの宿泊を行うことは訴訟のリスクを負うものだとする公式見解を発し、注意を呼びかけている。
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