「カンピロバクター症」の版間の差分

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**[[サルモネラ症]]のような症状だが、サルモネラ症よりも軽いことが多い。
** 潜伏期間は約2~7日で、2~5日で回復する。
** [[反応性関節炎]]が腸炎治癒後にみられることがある。キャンピロバクター腸炎のみならず、サルモネラ菌や[[赤痢]]菌による感染性腸炎後にも起こり得るが、キャンピロバクター腸炎後が2.6%と最も高いといわれている<ref>Townes JM, et al. Ann Rheum Dis.2008;67:1689-6.</ref>。
** まれに、0.1%くらいの頻度で、腸炎が完治してから10日後くらいに[[ギラン・バレー症候群|ギランバレー症候群]]を併発することがある<ref>Nachamkin I, et al. Clin Microbiol Rev.1998;11:555.</ref>。従って、腸炎症状が治った後の患者も注意を払う必要がある。
* ウシ
** 初感染の場合は雌に一時的な不妊症や妊娠中期(胎齢4~7ヶ月)における[[流産]]を引き起こすが、雄では[[不顕性感染]]を示す。流産胎子は皮下組織の[[膠様浸潤]]、[[胸水]]や[[腹水]]の増量、[[肝臓]]の[[混濁腫脹]]、[[肺]]の[[水腫]]、臓器表面の線維素付着などを示す。