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2014年5月15日 (木) 08:21時点における版
RBE2はフランスのタレスがラファールに搭載するために開発したXバンドのフェーズドアレイレーダーである。 動作モードとしては空対空捜索、ルックダウン、ショートダウン、ルックアップ、探索中追尾(TWS)、ドッグファイト、地形追随回避、合成開口レーダーなどのモードが用意されている。TWSモードでは同時に40目標を探知して8目標を追尾し内4目標と同時交戦が可能である。RBE2はパッシブ式フェーズドアレイレーダであり、同時期に開発されたアクティブ式のものと比べると性能で劣る。また、搭載機のラファールのレドームが小さいため、探知距離が他の4世代戦闘機に比べて短いとされる。そのため、アクティブフェーズドアレイとしたRBE2-AAが開発された。RBE2-AAは850~1000個のガリウム砒素(GaAs)製半導体送受信モジュールで構成されている。RBE2-AAについては2010年からダッソー_ファルコン_20およびミラージュ2000Bをテストベッド機として試験が開始され、同年10~12月にラファールCの37号機に搭載してのテストが実施され性能の確認試験が行われた。2012年2012年10月2日生産段階よりRBE2-AAを搭載したラファールが納入された[1][2]。既存のラファールについての換装は予定されていないが、換装すること自体は容易であるため、将来的には換装が行われる可能性がある。 また、ラファール以外の戦闘機にAESAレーダーを搭載する計画はない(ただしミラージュ2000DがRBE2を試験的に搭載している) [3]。
種別 | 火器管制レーダー |
---|---|
開発・運用史 | |
開発国 | フランス |
送信機 | |
周波数 | Xバンド(8-12.5GHz) |
アンテナ | |
形式 | フェーズドアレイレーダーアンテナ |
参考文献
- 月刊軍事研究 2008年10月号、2008年10月号、2012年7月号
- 月刊JWings 2011年5月号