「宇宙の戦士」の版間の差分

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作中にはパワードスーツは登場せず<ref>米国版の実写作品や、アニメ作品に、原作同様のパワードスーツが表現されない(されにくい)理由は、一般的に米国の映像作品では、主人公の顔や表情、動作(演技)の見えないメカニックの活躍表現は伝統的に禁忌とされているためである(特に実写作品の場合、俳優組合の影響が強いハリウッド映画界では、出演者の「顔出し」の有無やその長さはギャランティ設定や、出演交渉などを大きく左右する場合がある)。なお、パワードスーツの類が登場する場合は、搭乗者の顔や頭が外部から見える設計構造が基本である。</ref>
、むしろ生身の兵士と、異星の昆虫型生物「バグズ(Bugs)」との(グロテスクな)暴力描写が強調され、原作小説におけ思想はあまり語られていない{{要出典|date=2013年4月|}}
 
[[マイケル・アイアンサイド]]演じる教師ラズチャック(原作におけるデュボア)が、親からの教えとして非暴力を唱える生徒に暴力の有効性や実績を説き、また市民の担う義務と権利の関係、安全の有償性等についてリコに毅然と語り、戦場で最期を遂げる時も若い部下達に教えたとおりの潔い死に方を見せるなど、原作の基本的思想性はほぼストレートに映像化されている。一方で政府によるプロパガンダの描写などで軍国主義的側面は過度に強調されて皮肉られている。バーホーベンは映画内の皮肉や誇張について、「作中で[[ファシズム]]の思想や想像力をもてあそぶことを通じて、アメリカ社会のある側面を描き出そうとした」と述べている<ref>{{cite web|url=http://www.avclub.com/articles/paul-verhoeven,14078/|title="Interview: Paul Verhoeven", by Scott Tobias|publisher=''[[The A.V. Club]]''|date=April 3, 2007| accessdate=2011-03-24}}</ref>
 
[[2003年]]の実写テレビ映画『[[スターシップ・トゥルーパーズ2]]』も同様の世界観を踏まえたもので、人間に寄生する「パラサイト・バグ」など、原作小説にはなかった存在が登場する。