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[[Category:指輪物語|タイニキ]]
 
{{History of Arda}}
 
'''第二紀'''(<font lang="en">'''Second Age'''</font>、<font lang="en">'''SA'''</font>と略記)は、[[J・R・R・トールキン]]の小説『[[指輪物語]]』及び『[[シルマリルの物語]]』の世界に出てくる歴史の時代区分の一つである。
 
{{Netabare}}
 
第二紀は3441年続いた。第二紀は、[[モルゴス]]が[[ヴァリノール]]の軍によって捕らえられたのに始まり、[[サウロン]]が、[[ギル=ガラド]]と[[エレンディル]]の同盟軍に敗れ、肉体を失うまでの時代である。
 
第二紀の初め、人間の中でもモルゴスを滅ぼした[[怒りの戦い|最後の戦い]]で功績のあった[[エダイン]]は[[中つ国 (トールキン)|中つ国]]の西方にある[[ヌーメノール]]を居住地として与えられ、そこで栄えた。中つ国では[[エレギオン]]の[[エルフ]]たちが工芸の腕を伸ばし、[[サウロン]]の助けを得ていくつもの[[力の指輪]]を作り出した。サウロンは密かにそれらの指輪を支配する[[一つの指輪]]を作り出した。
 
エルフはサウロンの邪悪な意図に気づき、サウロンとの戦いが始まった。サウロンはエルフの三つの指輪を除く力の指輪を奪い、[[ドワーフ (トールキン)|ドワーフ]]と人間に与えた。サウロンは中つ国の大部分を支配したが、エルフは[[ミスロンド]](灰色港)と[[イムラドリス]](裂け谷)を拠点としてこれに抵抗した。しかし[[アル=ファラゾーン]]王の率いる[[ヌーメノール]]の船団が西からやってきてサウロンに挑戦すると、サウロンは力では勝算のないことを悟って降伏した。
 
捕虜となってヌーメノールへつれてこられたサウロンは、やがて王を籠絡して王の助言役となった。サウロンの助言にそそのかされ、アル=ファラゾーンはヌーメノールが見えなくなるほど西方に航海してはならないという[[ヴァラールの禁]]を破って[[ヴァリノール]]へ兵を向けた。[[エル・イルーヴァタール|イルーヴァタール]]は[[アマン]]の地を地上から切り離し、世界を平面から球体へと変える大変動を起こした。アル=ファラゾーンは船団とともに滅び、ヌーメノールは水没した。
 
ヌーメノールの水没を逃れた[[エレンディル]]を始めとするヌーメノール人は中つ国にたどり着いて北方王国[[アルノール]]と南方王国[[ゴンドール]]を建国した。サウロンは水没によって肉体を失ったが、その魂はモルドールへ帰還した。
 
サウロンは戦いの準備を整えて、ゴンドールを攻撃した。エルフと人間の[[最後の同盟]]が結ばれ、ダゴルラドにおける勝利に続く7年にわたる[[バラド=ドゥーア]]の包囲戦の後、ギル=ガラドとエレンディルによってついにサウロンが倒されて第二紀は終わりを迎えた。
 
[[en:Second Age]]
[[es:Segunda Edad]]
[[it:Seconda Era]]
[[pl:Druga Era]]
[[zh:第二紀元]]