「ド・モルガンの法則」の版間の差分

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などである。また、後述するように部分否定や全否定の言い換えも述語論理におけるド・モルガンの法則を表現していると考えられる。
 
命題論理におけるド・モルガンの法則から、以下のようにして述語論理に拡張されたド・モルガンの法則を確かめることができられる。
 
xが1から100までの数を表す変数だとする。このとき「全てのxに対しA(x)」は、「A(1) かつ A(2) かつ …… かつ A(100)」を意味する。これの否定は、命題論理のド・モルガンの法則から
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=== ド・モルガンの法則と無限 ===
上述の、述語論理におけるド・モルガンの法則の確認に際し「全てのxに対しA(x)」を「A(1)かつA(2)かつ…A(100)」に置き換える議論を行ったが、このような操作ができるのは、変数xの選択肢が有限個の場合だけである。xの表すものが無限にある場合、この方法では有限回の手続きでド・モルガンの法則を導くことができない。普通の述語論理の体系では無限個の選択肢がある場合についてのド・モルガンの法則にあたるものを[[公理]]として要請するが、[[記号論理学]]者の中にはこれを認めない場合に対する論理学を研究しているものもいる。
 
=== 全否定と部分否定 ===