「待機電力」の版間の差分

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==概要==
待機電力に明確な定義はなく、電気製品の使用状態により待機電力とする範囲は大きく異なり(以下1,2,3)、また同じ種類の電気製品でも機種により待機電力は大きく異なる。
最も待機電力の多い家電製品の一つが[[ブラウン管]]テレビである。ブラウン管テレビは主電源を切ると電力はほとんど消費しないが、再度電源を入れたとき正常に見られる状態になるのに数十秒かかるため、あらかじめ10W程度電流を流しリモコン等の操作ですぐに見ることができるようにしている。現在、ブラウン管テレビの製造はほとんど行われておらず、現在販売され普及している薄型テレビでは待機電力をほとんど消費しない。
#機器本体に主電源スイッチがない機器及び主電源スイッチ切った状態での消費電力を待機電力とした場合。(3.を除く)
#機器本体に主電源スイッチがある場合、それを切らずにリモコン操作で使用を中止した状態での消費電力を待機電力とした場合。(テレビ・オーディオ・エアコンなど)
#機器本体に主電源スイッチがなく、実際に使用していなときプラグを抜くと機能しない又は著しく利便性を損なう機器で、実際に使用していないときも常時電源を入れた状態にしている時の消費電力を待機電力とした場合。(給湯器・冷蔵庫・電話機・ビデオ・警報機など)
 
最近の電気製品は省エネ化が進み、使用時の電力だけでなく待機電力もかなり抑えられている。例えば、テレビの主電源を切らずにリモコン操作で使用を中止した場合の待機電力は、ブラウン管テレビでは10w程度消費していたが、現在の液晶テレビではほとんど待機電力を消費しない。
 
現在普及している家電製品で待機電力が大きいものが、HDDを内蔵したDVDレコーダーである。1秒程度で録画が開始できる設定(クイックスタートモードなどと呼ぶ)では10ワット程度の電力を消費しており、これを解除しても数ワットの待機電力を消費している。