「やわらか戦車」の版間の差分

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;やわらか戦車
:本編の[[メインキャスト]]。
:兵器でありながら武装されておらず、戦闘にも消極的な謎の本人曰く「戦車」。
:白っぽい[[饅頭]]のような[[モモ|桃]]のような柔らかい部分に顔がついており、左右に足にも手にもなる[[無限軌道|キャタピラ]]が付いている。全高20㎝(第47話で判明)だが、[[たこ焼き]]機のくぼみにすっぽり収まるほどの小さな戦車も確認されており、かなりの個体差がある模様。胃袋は頭頂部にある(第48話)。
:ラレコによると通常の「[[戦車]]」の定義に当て嵌まらないにもかかわらず戦車としているのは「戦わない[[自動車|車]]」であるためだとしている。しかし、第10話でやわらかベイベに銃撃されてもゆれるだけなので高い耐貫通能力があると思われ、また、[[C-1 (輸送機)|輸送機]]から落下して地面に墜落してもそのまま跳ね上がって帰って来るほどの弾力性を持つ。
:さらに人間だったら複雑骨折してしまうような狭い状況下でも心を閉ざす(思考回路を切る)事で耐え切ってしまうなど、やわらかい分衝撃や圧力には割と強い面もある。三男曰く然しながら生まれたての海亀より生存率が芳しくない。また気圧が低くなると膨張するなど、装甲は袋菓子レベル。極寒の地にさらされた時には釘を打てるほど硬化していた(第43話)
:また何故かは不明だが人間に触れられると腐る、放置されるとカビが生える事があるとのこと(第1話)他には兵器間での識別コードの交換が出来たりする(第42話)。
:ちなみに前進するときは、キャタピラは使わず人間と同じく、キャタピラを上下に歩いて進む(ただしこの点は一定しておらず、キャタピラで前進する場面も存在する)
:台や両ではなく匹として数えられ、主力戦車ではない模様(第47話)。
:兄弟は少なくとも3万152男までいるらしく(第25話)、DVD2巻のオリジナルストーリーでは5万台もいる模様。90式先輩からは見分けがつかないが、技能テストの試験官など兄弟をある程度区別できる者も居るようだ。
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::90式先輩と鬼塚曹長には「ボーズ」と呼ばれている。座右の銘は『BIGな男になりて~な~』(第21話)。
::3日に一度は子猫にさらわれ行方不明になる。さらに子猫にさらわれた先にジェーンという現地[[妻]]がいて、やわらかベイベという子供までいる(後述)
::技能テストでは兄弟最下位だが、兄者がパソコンの資料データの改竄によってトップに躍り出たことが裏目に出て[[第一空挺団|空挺団]]に配属されてしまった(第29話)。その後は鬼塚から厳しい訓練を受けている模様。
::必殺技は「兄者パンチ」と「兄者キック」だが、キャタピラなので鬼塚曹長に「同じじゃねえか!」と殴られた(第34話)。
::キャタピラを外すと、水に浮かびブイとして活躍する(第40話)他、釣り具の浮きとしても利用出来る(第41話)。
::戦いによりせっかく仲良くなったクロちゃん(黒い潜水艦)を飼おうとしているが、鬼塚曹長に反対されているのが悩み(第42話)。
<!--::忘年会の王様ゲームで北部戦線に島流しされた。(第43話)。-->
::兄弟の中で唯一[[89式5.56mm小銃]]の組み立てが出来なかったが、第47話で出来るようになった。
::第47話でファナレル症候群の第一号になったことで防疫部隊に捕獲され、兄弟全員が施設に隔離される。
::続く第48話では症状が治らない状態で空挺団に帰還。ファナレル症候群の特効薬([[カーリング]]のストーンほどの大きさの[[錠剤]])を無理やり岩田に飲まされたがその場で吐き出して埋めていたため症状が悪化。最終的に本体が36000km上空までファナれてしまい、衛星テレビ用の人工衛星と衝突してお星様になってしまった。
::しかし第49話では何事もなかったかのように元に戻っており、キャタピラ後部に小型ジェットエンジンを搭載し動力飛行能力を獲得し非武装戦闘機として航空部隊に配備されていた。領空に接近する未確認機を退却させるために満面の笑顔で接近するが、ガン無視され続けたためにキレて唾液で警告射撃を実行、しかしロックオンされ追いかけまわされた揚句、機体の掃除をやらされた。
::第50話では鬼塚曹長から貰った10円玉で未確認機に応戦した為にミサイル攻撃を受けたが、総長のおかげ(?)で命中はしなかった。
:;やわらかジェーン
::第2話にて写真で登場し、その後第4話にて登場した兄者の「現地妻」。長い金髪とまつ毛を持っている。兄者との間に青いフードで[[おしゃぶり]]を咥えたベイビー(子供)がいて、基本的には親子川の字(ラレコ談)。
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;90(きゅうまる)式先輩<ref>登場当初は作者が読み方を知らなかったため「きゅうじゅっしき」と呼ばれていた。</ref>
:モデルは[[90式戦車]]。喋ることが出来る。基本的に世話焼きな性格で、ふがいないやわらか戦車に説教を垂れる。
:一応兵器として仲間だとは思っているらしく、やわらか戦車達を見下したりはせず、厳態度を見せるも良き兄貴分。やわらか戦車と違い頑丈なのは「鍛えているから」らしい、が直後に「兵器なんだから[[硬さ|硬い]]のは当たり前」と言いなおした
:第3話ではと三男に「兵器なんだから[[硬さ|硬い]]は当たり前自覚と三男に[[説教]]をしているが逃げられてしまう。体が非常に重く、カナヅチである。
:第14話以降、分隊長を務めている。90式戦車としての戦闘能力は作中でも強力な物として描かれている。
:第19話では戦場の弁当売り74式戦子に一目惚れをする。
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:目が悪いため、いつも眼鏡をしているが、90式先輩と会うときは眼鏡を外し化粧を整えている。
:退役前は北海道に勤務しており、毎年[[さっぽろ雪まつり|雪祭り]]にかり出されたため、雪像造りが得意。その能力はわずか12時間で城をいくつも造れるほど。
:兄者の「男の隠れ家」の所在地を知る唯一のキャラクターでもある
;ジミおじさん
:空港の係員(第6話)。初登場時は兵器らしからぬ兄者たちをぞんざいに扱うだけの人物だったが、その後意外な形で再びやわらか戦車たちの前に現れる(第7,11,15,17,18,23,24,27,28話など)。服装は物語によっては警備員やエプロン姿、サンバ衣装などになっていたが第27話以降から空手の道着に統一された。モデルは[[ジミ・ヘンドリックス]]と推測される。詐欺や犯罪まがいのものによく手を出しており職を転々としながら、マラカスで地道な努力を重ね(ジミ自身は「マラカスは自分の命ぞ、相棒ぞ」と語っている)、第18話では苦節20年を経て、[[紅白|NHK紅白歌合戦]]に出場した。その後は兄者が幼い頃観ていた[[笑点]]と思われるテレビ番組の司会を務めたり、軍人やボクサーとして現れるなど唯一の主要な人間のキャラとして様々な場面で活躍するようになる。第23話では失敗して、海に沈められた。第24話では「武器ざらす」オーナーとなり「夢と希望を売る」というモットーの元で店員にかなり強引な販売方法をさせており、また1級オスメス鑑定士としてやわらかベイベをオスと判定した。ちなみにオスメス鑑定は1人(台?)につき3万円という値段設定をしており兄者を「カス」と判定した挙句、その鑑定料もとるというがめつさである
<!--その後は兄者が幼い頃観ていた[[笑点]]と思われるテレビ番組の司会を務めたり、軍人やボクサーとして現れるなど唯一の主要な人間のキャラとして様々な場面で活躍するようになる。第23話では失敗して、海に沈められた。第24話では「武器ざらす」オーナーとなり「夢と希望を売る」というモットーの元で店員にかなり強引な販売方法をさせており、また1級オスメス鑑定士としてやわらかベイベをオスと判定した。ちなみにオスメス鑑定は1人(台?)につき3万円という値段設定をしており兄者を「カス」と判定した挙句、その鑑定料もとるというがめつさである。-->
:中学校は鬼塚曹長と同じ、二中出身(第31話)。北海道にジャニスという許嫁がおり、10年間連絡を取っていなかったが、兄者たち夫婦の様子を見て結婚を決心、曹長達と共に北海道に向かった(第32話)。しかし、ジャニスの愛の重さに耐えかねて救出に来た兄者と共に逃走、待機していた90式先輩らに砲撃指示を出すが何らかの原因で砲撃できず、家から飛び出してきたジャニスによって90式先輩の内部に引っ張り込まれてしまった(第33話)。
:現在は丸く収まっており阿漕なキャッチセールスなどからも足を払い、正当な方法でお金を稼ぐようにもなった。しかし、始めはその正当なお金の稼ぎ方が解らなかったのか、兄者を始めとしたやわらか戦車隊を手玉にとり「内需拡大」をキャッチコピーとした宗教を作ってしまい、兄者たちからお金を巻き上げてしまった時期があった(第37話)。また、ジャニスを時折「ジャクリーヌ」や「ジェニファー」と言い間違える事があり、その都度兄者に突っ込まれている。第46話においてはジャニス本人の前で間違えてジェニファーと言ってしまい、ジャニスの手で闇の中に引きずり込まれる事態となってしまった。
<!--;山田くん
:兄者が幼い頃憧れていた旧型戦車。知名度はあるらしく90式先輩も彼のことを知っていた。第一線を退いているが戦車としての責務を全うするため[[笑点]]と思われるテレビ番組に出演し落語家達に砲撃していた。喋ることが出来るが劇中では「イエス・ボース」としか喋っていない。
;小学生
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:ラレコのもう一つの作品「[[くわがたツマミ]]」の主人公。くわがたツマミがネトアニでやわらか戦車と合流した際にゲストとして登場。ちなみに彼女は「ガキーン」としか喋っていない。
;ティアンチャイ・シンチャチャワン
:タイ人のボクサー。ボクサーとして登場したジミおじさんの対戦相手でYBA世界[[バンタム級]]チャンピオン。(YBAは架空の[[ボクシング]]認定団体)兄者曰く「知れば知るほど凄いボクサー」。ジミおじさんは彼の名前がうまく言えず舌を噛んでしまった。試合はジミおじさんの圧倒的なKO負けだった。-->
;ジャニス
:ジミおじさんが北海道に残してきた許嫁で[[ヤンデレ]]。別れてから10年も音沙汰のない状態であり、兄者やジェーンにはとっくに終わった恋だと思われていた。
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;松戸博士
:市街地に「松戸整形クリニック」を開業している人物。
:やわらか戦車達の足周りをカスタマイズするだけでは無くボディー改造も得意とし、仕事は丁寧なのにも拘らず30分で終了させる凄腕の持ち主だが、ジミおじさんのアフロ(天パ)は改造できないらしい。これにジミおじさんは「余計なお世話だよ!」と返した
:頭や目を機械化し[[ヨダレ]]をたらした風貌や、とり憑かれたような作業振りなどいかにも「[[マッドサイエンティスト]]」然とした姿である(名前も「松戸」→「マッド」というもじり)。
:兄者曰く「仕事は丁寧」「工作技術は折り紙つき」で、[[レーシングカー]]や[[自転車]]の足回りに装換されたやわらか戦車に関しては間違いなくスペックアップさせている。
:兄者に耳打ちをする所から会話は出来るようだが、セリフを話すことは無い。
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:鬼塚曹長が兄者とともに制裁を下した際に帰巣回路を損傷、兄者が近くの海岸に誘導、回復するまで兄者が面倒を見ることになったが、そのまま懐いてしまい兄者に飼われていた。
:しかし「せっかく領海から追い出したものをわざわざ本土にご案内する馬鹿」に鬼塚曹長は頭を抱えている。
:その後、コスプレイベントで敵キャラ役をしていたため、少なくとも第一空挺団には公認されている模様(第44話)。
:好物は餃子(第41、42話)で、陸上でも動ける(第42話)。
;第一空挺団隊員
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:;鬼塚曹長
::兄者が配属された[[第一空挺団]]の曹長で、本名は鬼塚鬼男(第43話)。
::スキンヘッドに日の丸の鉢巻を巻きつけ左目に傷があるといういかつい風貌で、パラシュート無しで[[輸送機]]から地面に落ちても平気(大抵は兄者がクッション代わりとなる)、泳ぎで違法漁船を追い掛け回す、槍で潜水艦を刺す、自分の降下でロシア軍機を撃墜しようとするなどの強靭な身体を持つ。
::性格は猪突猛進かつ愛国的で、[[尖閣諸島|三角諸島]]に隣国の違法漁船が不法侵入してきた際には、「祖国への舐め腐った挑発行為は自分個人への宣戦布告」と見なし「お上の命令なんて待ってられるか」という理由から出動命令がなくとも、兄者を無理やり連れて出動する。
::また、忘年会の王様ゲームで余興のつもりのはずが、本当に3番(兄者)を北部戦線に冷凍餃子と一緒に島流しした。以上の行動に兄者ら部下を平気で巻き添えにすることから、別名「歩く暴力装置」と呼ばれている。
::しかし、その一方で部下とのスキンシップを大切にしており、奇遇を装って部下と休日を共にして、その様子を『あおぞら空挺団』と言う自身のブログにつづっている。そして、1日3食カップラーメンを食わなければ生きていけない。ジミおじさんとは同じ二中の出身で、最初こそ仲が悪かったが親友になっている。ジミおじさんを北海道まで送り、ジミおじさんの救出の為に体を張るといった男気あふれる一面を持っている。
::初登場時は肌は白かったが第41話で日焼けした為、その後は黒い肌で登場するようになった。
::初は加害者の面が多かったがジャニス登場以降などは被害者の立場も目立つようになり、<ref>これは他のキャラクターたちにも言える。</ref>兄者の家に勝手に4泊も泊まりジェーンの土産の時限爆弾にやられたこともあった。
::第45話では「FなるFtasy」の主人公として登場。レベル1のくせにカンストを量産して一人で敵を全滅させるなど理不尽な戦闘能力を持つ。ラスボスに対峙した時も相手に手も足も出させないまま召喚魔術の連発で倒してしまった。
::第50話では航空自衛隊指揮官を殴った上で航空部隊に配備された兄者を突如連行。10円玉でロシア軍機に応戦するよう命令し、自身もタコになって撃墜しようとするがロシア軍機の機首部にお尻が刺さってしまい、体表が紫になったままロシア軍機に連れ去られていった。
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::第39話では休日に鬼塚曹長と一緒に遊園地に行き観覧車に乗ったが、てっぺん位の所まで行ったところで強風により観覧車の動きが4時間停止した。
::第44話ではコスプレイベントにサバイバルナイフを突きつけられて強制的に参加させられた。
::第48話ではファナレル症候群に感染した兄者にアメリカンサイズ([[カーリング]]のストーンほどの大きさ)の治療薬(錠剤)を与える役割を鬼塚に任命される。しかし、兄者は岩田が錠剤を投与し姿が見えなくなった直後に吐き出し地面に埋めていた為、症状が悪化。岩田の苦労が水の泡となり、兄者の本体が宇宙空間に飛んで行ってしまった事に責任感を抱いていた。
;中田
:北部戦線の隊員で警戒陣地の機関銃手。任務中にしめ飾りを飾ろうとしたり、愚痴をこぼす反面、寒がっている兄者に90式先輩の中に入ることを勧め、入る際にコーヒーを渡すなど心やさしいところもある。
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:第52話では砲撃されても軽傷(口から血を流す程度)であったり、空挺団の3人をあっさり倒してしまう戦闘能力がある。空挺団の隊員を倒した後、堪忍袋の緒が切れてしまい、銃を奪って廃ビルに立て篭もり、兄者を含む第一空挺団と銃撃戦を展開することとなった。
:第53話では、鬼塚曹長を近接格闘で圧倒し、第一空挺団のみならず90式先輩率いる戦車隊を含む自衛隊の大部隊と交戦状態になる。90式先輩を素手で殴り飛ばす、戦闘ヘリを落とすなど鬼神のごとく暴れまくり、ついには撤退にまで追い込んだ。
:話の最後に勝手に出撃したやわらかベイべの担いだミサイルが額に直撃し、それを止めに入った兄者もろとも爆発してしまい、事実上この回が最終回となりそこから更新停止となる。
:ちなみに、更新停止が入った当初は「缶ネタを出したために菅関係者の外部圧力で停止においこまれた」と推測したファンもいたが、作者自身は否定している。
;由紀山鳩夫