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[[ファイル:PS2 IGP3830.JPG|thumb|250px|プレイステーションPlayStation 2の背面に配置されたAVマルチ出力端子]]
'''AVマルチ''' (AV MULTI) コネクターとは、[[アナログ]][[映像信号]]とアナログ[[ステレオ]][[音声]][[信号 (電気工学)|信号]]をまとめて伝送できるコネクター(接続端子および接続ケーブル)のこと。以下、[[ソニー]]の[[PlayStation (ゲーム機)|プレイステーション]]系の[[ゲーム機]]や[[テレビ受像機|テレビ]]で使われている「12ピン'''AVマルチ入出力コネクター'''」について解説する。主にテレビ側が[[コンポジット映像信号|コンポジット]]([[RCA端子]])などになった接続ケーブルが用いられる。
 
== 概要 ==
プレイステーション(PlayStation(および[[PS one]])、[[PlayStation 2|プレイステーション2]]、[[PlayStation 3|プレイステーション3]]<ref>プレイステーションPlayStation 3では、[[High-Definition Multimedia Interface|HDMI]]コネクタも併せて装備。<!--ケーブルは別売。--></ref>に標準装備されており、AVマルチケーブル(TV側はコンポジットへ接続する)が標準で付属<ref>プレイステーションPlayStationは[[1996年]][[11月15日]]発売開始のSCPH-5500以降。</ref>している。[[PSX]]および[[PlayStation 4|プレイステーション4]]は非対応。
 
プレイステーションPlayStation時代より、オプションでテレビ側が[[S端子]]、[[RF端子]]、[[RGB21ピン]]<ref>プレイステーションPlayStation 2発売に伴う型番切替えの際、生産終了。</ref>のケーブルが発売されたほか、ソニーのテレビ「[[ベガ (テレビ)|WEGA]]」に[[RGB]]用のAVマルチ入力端子が付くようになったため、テレビ側もAVマルチ端子のケーブルが発売された。当時既にRGB21ピンを装備したテレビは少なくなっていたため、RGBで接続できることはソニーのテレビの優位な部分であった(画質面のほか配線の単純化などの点で)。
 
プレイステーションPlayStation 2発売初期の[[DVDプレーヤー]]ソフトウェアに[[リージョンコード]]制限を回避できる不具合が発覚。また、RGB映像信号には[[DVD-Video]]再生時に[[コピーガード]]が掛けられないことが問題視され、それ以降の製品ではDVD再生においてRGB出力が禁止され、RGB・色差信号用のAVマルチがソニーのテレビに付けられた<ref>[http://techon.nikkeibp.co.jp/d-ce/2000/20000413rgb.html NE Online ディジタル家電---プレステ2のRGB出力問題で,根深い課題が表面化]{{リンク切れ|date=2013年1月}}</ref>が、それ以前のソニーのテレビではAVマルチ端子同士の接続によるDVD再生が事実上不可能となった。プレイステーションPlayStation 2以降、オプションでTV側が[[コンポーネント端子]]または[[D端子]]の[[コンポーネント映像信号|色差信号]]となっているケーブルも追加された。
 
[[2005年]]にソニーの主力ラインナップ「[[ベガ (テレビ)|WEGA]]」シリーズが「[[ブラビア|BRAVIA]]」シリーズにモデルチェンジした際、AVマルチコネクターの搭載は見送られた。2005年[[5月25日]]発売のKLV-15SP2、KLV-15AP2(どちらも15インチ液晶テレビ)が最後の搭載機種となった。