「大腸」の版間の差分

しかし、大腸の組織（大腸上皮細胞）の代謝にはこの発酵で生成されて吸収された[[短鎖脂肪酸]]が主要なエネルギー源として直接利用され、さらに余剰部分が全身の組織のエネルギー源として利用される。ウマなどの草食動物ではこの大腸で生成された短鎖脂肪酸が主要なエネルギー源になっているが、ヒトでも低カロリーで食物繊維の豊富な食生活を送っている場合にはこの大腸での発酵で生成された短鎖脂肪酸が重要なエネルギー源となっている<ref>[httpshttp://wwwdx.jstagedoi.jstorg/10.go.jp/article5650/jos1996/.46/10/46_10_1205/_pdf　.1205 短鎖脂肪酸の生理活性]、坂田隆ほか、日本油化学会誌第 Vol.46巻第10号 (1997) No.10 P1205-1212 </ref>。また、腸内細菌の活動によって生成される[[ビタミン]]があることも知られている<ref>[httpshttp://wwwdx.jstagedoi.jstorg/10.go.jp/article/eiyogakuzashi19415264/eiyogakuzashi.62/3/62_3_165/_pdf　.165 トータルダイエット調査による東京都民のビオチン,ビタミンB6,ナイアシンの一日摂取量の推定]齋東由紀、牛尾房雄、栄養学雑誌 Vol.62 (2004) No.3 165～169(2004)P165-169</ref><ref>[httpshttp://wwwdx.jstagedoi.jstorg/10.go2740/jisdh.jp/article/jisdh1994/7/1/7_1_8/_pdf　.8 四訂日本食品標準成分表のフォローアップ「日本食品ビタミンK・B6・B12成分表」について]前川昭男、日本食生活学会誌Vol.7No.1(1996)</ref><ref>{{Cite journal|和書|author=鷹觜テル |title=食生活と長寿に関する研究-2-長寿村棡原地区の食物繊維(D.F)の摂取を中心として |date=1981-10 |publisher=岩手大学教育学部 |journal=岩手大学教育学部研究年報 |volume=41 |number=1 |naid=120001123398 |pages=109-137 |url=http://hdl.handle.net/10140/1335 |ref=harv}}</ref>。