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Kurirai1 (会話 | 投稿記録)
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当初は鳴り物入りで開発されたPDWだが、暫くの間は各国軍での普及は進んでいなかった。最も大きな原因は専用の弾薬を使用することによる補給上の問題である。当初拳銃弾でさえ廃止する提案が聞かれる状況でPDW用の弾薬を新たに補給体系に加える決断をする軍は少ない。
次に既存の銃と弾薬・構造・射撃感覚がまったく異なる上に、予備パーツにも共通性がないPDWは訓練や日常での運用整備にも問題がある。
それに、どうしても後方職種の装備は前線部隊に比べて優先順位が下がってしまう事、また、後方部隊は平時においても多忙であり、使うかどうかさえわからないPDWの運用を一から訓練してマスターするほど暇ではない事、そしてわざわざPDWを新規導入しなくとも、[[M4カービン]]に代表される[[5.56x45mm NATO弾]]を使用する既存の[[カービン]]銃や短機関銃専用の炸薬量を増やした強装拳銃弾ある程度の代換が可能なことも挙げられていた。
 
しかし、[[2001年]]の[[アメリカ同時多発テロ事件]]以降、多発するイスラム過激派系テロ事件の横行により、その取締や対策として、武装警察や[[特殊部隊]]向けのインドア戦闘で効果のある銃器の必要性が急速に高まり、その結果各国軍や法執行機関のPDWへの注目が近年高まる傾向にあり、徐々に採用する公的機関も増えつつある。そして当初の上記に明示された仕様とは異なる「近接戦闘で弾数が多く、取り回しのしやすい高威力の銃器」という括りで既存のストッピングパワーの強い弾丸の規格を利用した物や、既存の銃器の改造・改良型もPDWとして販売、採用するケースも増えてきている。