「座布団」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
3行目:
[[画像:Zabuton01.jpg|thumb|銘仙判の座布団]]
'''座布団'''(ざぶとん)とは、床や畳の上に座る際に、臀部、膝、脚の下に宛がう調度品。厚さが数センチ程、一辺が数十センチ程の、ほぼ[[正方形]]をしており、寝具の[[布団]]を小さくしたような形状である。上に座ることを、座布団を'''あてる'''という。
== 概要 ==
 
座布団にはその大きさによって、'''茶席判'''(ちゃせきばん、43cm×47cm)、'''木綿判'''(もめんばん、51cm×55cm)、'''銘仙判'''(めいせんばん、55cm×59cm)、'''八端判'''(はったんばん、59cm×63cm)、'''緞子判'''(どんすばん、63cm×68cm)、'''夫婦判'''(めおとばん、67cm×72cm)といった独特な名称がある。また[[日本工業規格|日本工業規格 (JIS) ]]では木綿判をSサイズ、銘仙判をMサイズ、八端判をLサイズと定めている。これらのうち一般に最も広く流通しているのが銘仙判(いわゆる団地サイズ)と八端判(いわゆる旧式サイズ)である。
 
10行目:
座る際に用いられる他、二つに折って簡易の[[枕]]にする・乳幼児を寝かせるための小型敷[[布団]]の代用品に用いる・落下物から頭を守る[[防具]]として用いる等、単純な道具だけに様々な活用方法がある。近年では日本人の生活様式の変化に伴い、[[椅子]]の上に乗せる様式も発達、椅子の形状に合わせて小型の製品も数多く登場している。
 
この[[日本]]の日常生活において用いられる用品は、布の袋に緩衝材となる綿やスポンジ等を入れて作られているが、[[欧米]]に見られる[[クッション]]([[:en:cushion|cushion]])程に弾力性は求められず、主に床面や[[畳]]に直に置かれ、その上に座る事で体温が床面によって奪われるのを防ぐために用いられる。欧米に見られるクッションとは、前出の求められる弾力性の違いもあって、用法にも一定の差が見られる。例えば、[[ソファ]](カウチ)の上に置く背当てのような用法は少ない。
 
== 歴史 ==