「概日リズム」の版間の差分

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=== 視交叉上核以外の時計中枢 ===
近年、体のいくつかの細胞が時計中枢である視交叉上核の支配下にないことを示す証拠が現れてきた。
例えば、[[肝臓]]の細胞は光より摂食に応答するようである。また、食餌性大部分の細胞は独自の自由継続概日リズムを持っの形成には視床下部の背内側核が関与しているようであといわれている。<br>
1997年の時計遺伝子が発見された。全身の細胞はそれぞれ、時計遺伝子の転写翻訳フィードバックグループで形成される「細胞時計」による独自の生体リズムを持っている。<ref>Okamura H, et al. Adv Drug Deliv Rev 1010; 62: 876-84.</ref>これらの同調・微調整に視交叉上核が関わっている。<br>
また、食餌性の概日リズムの形成には視床下部の背内側核が関与しているといわれている。
細胞時計を司る遺伝子には、陽性制御の''Clock'', ''Bmal1''などが、陰性制御の''Per''遺伝子群、''Cry''遺伝子群などがある。
 
=== 概日リズムの乱れ ===