「顕微鏡」の版間の差分

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1660年代以前、イタリア、オランダ、イギリスでは顕微鏡は単なる珍しい器具でしかなかった。イタリアの [[マルチェロ・マルピーギ]] は顕微鏡を使い、肺を手始めとして生物学的構造の分析を開始した。1665年、[[ロバート・フック]]が発刊した ''Micrographia''([[顕微鏡図譜]])は、その印象的なイラストで大きな衝撃を与えた。顕微鏡による生物研究に多大な進歩をもたらした[[アントニ・ファン・レーウェンフック]]は、[[微生物]](1674年)や[[精子]](1677年)を発見した<ref name="Wootton">see Wootton, David (2006) p. 119.</ref>。彼は生涯を顕微鏡の改良に費やし、最終的には約300倍の倍率の顕微鏡を作っている。ただし、これは単レンズのものであり、顕微鏡そのものの改良につながってはいない。
 
近年のコンピュータ技術、デジタルカメラ技術の向上により、新しいカテゴリーである「デジタルマイクロスコープ」の存在感増している。焦点深度が深いので厚みのある対象物を見やすく、ワーキングディスタンスが大きく取れることで、ウェルプレートの状態で観察が出来るなど、その特徴を生かした活用の仕方が広がっている<ref>[http://www.sk-el.co.jp/sales/dms/solve/01.html 顕微鏡とデジタルマイクロスコープとの違い]</ref>。
 
== 種類 ==