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《構造物》にばかりこだわる者たちは、無思慮なことに、大切な免疫器官を破壊してしまったのであり、《機能》を重視する東洋の医学者・科学者は、それらの器官の有益な働きを増強する具体的な方法を開発した{{Sfn|weil|1999|p=27}}とワイルは指摘した。
 
また、西洋でデカルトなどが主張した結果18~19世紀に人々に広まってしまった(内的な力を無視し、外的な力ばかりにこだわる思考様式としばしば関連のある<ref>(注)[[ルネ・デカルト|デカルト]]は一方で懐疑論を唱えながらも、他方、その実は[[素朴実在論]]で世界を見ており、モノは外からゴツンとぶつからなければ動きに変化はない、というような固定観念にとらわれていた。(その結果、[[渦動説]]を唱えた。)デカルト個人の素朴な考え方が西洋の学問の世界で後の時代にまで影響を及ぼすことになった。</ref>)機械論という[[パラダイム]]に問題があると指摘されることもあり<ref>*手島 恵「連載 ものの見方・考え方と看護実践(2) 新しい世界観とは何か?」1998年 [http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n1998dir/n2283dir/n2283_09.htm]</ref>、さらに機械論に加えて西洋医学の[[還元主義]]というパラダイムも問題だと指摘されており、(還元主義は、ただの絵空事の[[ドグマ]](=教義)としては成立するかも知れないが<ref name='nijuuichi'>『21世紀の医学・医療 日本の基礎・臨床医学者100人の提言』日経BP社、1995年</ref>)本物の生命を相手にする臨床の場においては全然間違っていて、非常に問題があるものだ、との指摘されることもある<ref name='nijuuichi' />。
<!--東洋と西洋の医学を比較して、[[東洋医学]]は人体の[[自然治癒力]]を引き出すことに優れている、それに対して[[西洋医学]]はそれが苦手だとか反対に[[医原病]]を引き起こしてしまう、といったことはしばしば言われている<ref>石原結實『東西医学 自分で診て治す21世紀の健康術』 </ref>。19世紀や20世紀前半には、“西洋科学的な西洋医学が人々の健康を改善した”などという誤った[[神話]]が作り出され人々に広まったが、実態はそんなものではなかった<ref>(注)医療の領域における神話については、、黒田浩一郎『医療神話の社会学』世界思想社が参考になる。</ref>が、20世紀半ばすぎには、実際には西洋医学がひどい[[医原病]]を引き起こしているということが一流医学誌などで客観的・実証的データなどに基づいてしだいに指摘されるようになり、欧米では人々は西洋医学を敬遠し、[[代替医療]]を好む傾向が生まれた。-->
<!--科学というより医学の説明。ページ自体も医学関連に偏っており、「非西洋科学」の説明とは言い難い。-->