「阿Q正伝」の版間の差分

時代が清から中華民国へ変わろうとする[[辛亥革命]]の時期、中国のある小さな村に、本名すらはっきりしない、村の半端仕事をしてはその日暮らしをする日雇いの阿Qという男がいた。

彼は、働き者との評判こそ持ってはいたが、家も金も家もなく、女性にも縁がなく、字も読めず容姿も不細工などという村では最下層の存在で、村の閑人たちに遇うたび馬鹿にされている、村の最下層の立場でにあった。だが阿Qそして内面では非常にプライドが高く、「精神勝利法」と呼ばれ自称する独自の思考法を持ってお頼りに、閑人たちに罵られたり、日雇い仲間との喧嘩に負けても、結果を心の中で都合よく取り替えて自分の勝利とし思い込むことで、人一倍高いプライドを守る日々を送っていた。

ある日、阿Qは村の金持ちである趙家の女中に劣情を催し、言い寄ろうとして逃げられた上に趙の旦那の怒りを買い、って村民からまったく相手八分にさなり、仕事にもあぶれなくなる。彼は食うに困り、って盗みを働き、村から逃亡同然の生活を続ける中で、革命党が近くの町にやってきた事を耳にし「革命」に便乗してた彼は、意味もわからぬまま騒ぐが、逆に「革命派の趙家略奪」に加担便乗したと無実の疑て騒いをかけられて逮捕されだ結果、無知ゆえ十把一絡げに筋道たてた弁明すらできず、哀れ銃殺投獄されてしまうる。