「ハンス・ヨナス」の版間の差分

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彼は同年、ドイツを去って[[イングランド]]に移り、[[1934年]]、イングランドより更にパレスティナへと移った。その地でヨナスは[[ローレ・ヴァイナー]]([[:en:Lore Weiner|Lore Weiner]])と出会い彼女と婚約を結んだ。[[1940年]]に彼はヨーロッパに帰還し、[[英国陸軍]]に入隊した。英国陸軍は[[アドルフ・ヒトラー]]と戦うことを望む[[ドイツ系ユダヤ人]]のため、特殊旅団を編制していた。ヨナスは[[イタリア]]に送られ、戦争の最終段階ではドイツへと移動していた。
 
このようにして彼は、勝利する軍団のなかの一兵士として帰還するだろうという約束を守った。この当、ヨナスは幾通かの書翰をローレに送っており、愛と共に哲学について記した。かくて[[1943年]]、戦争の勝利の後、ヨナスはローレと結婚した。
 
終戦後、ただちに彼はメンヒェングラートバッハに還り母親を捜したが、見出したのは母親が[[アウシュヴィッツ収容所]]のガス室に送られたということだけであった。このことを知って、ヨナスはもはやドイツに居住することを拒否した。ヨナスはこうしてパレスティナに戻り、[[1948年]]の[[イスラエル]]の独立戦争に加わった。しかし彼は、自分の使命はシオニストとして生きることではなく哲学を教えることであると感じた。