「ミトラ教」の版間の差分

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===ミトラスと12月25日===
ローマ帝国時代、[[12月25日]](冬至)にはナタリス・インウィクティと呼ばれる祭典があった。この祭典は、[[ソール (ローマ神話)|ソル]]・インウィクトゥス(不敗の太陽神)の誕生を祭るものである。このソル・インウィクトゥスとミトラスの関係をミトラス教徒がどう考えていたかは、当時の碑文から明白である。碑文には「ソル・インウィクトゥス・ミトラス」と記されており、ミトラス教徒にとってはミトラスがソル・インウィクトゥスであった。ミトラス教徒は太陽神ミトラスが冬至に「再び生まれる」という信仰をもち、冬至を祝った。(短くなり続けていた昼の時間が冬至を境に長くなっていくことから)
 
代において、12月25日は一般に[[イエス・キリスト]]の誕生日としてされ[[キリスト教]]の祭日「クリスマス」なっして認識されている。しかし実際に、これ[[イエス・キリスト]]いつ生まれたかは定か広がる過程はなく、[[12月25日]]前述の祭[[クリスマス]]と吸収て祝うのは後世に後付けされた習慣である。『[[新約聖書]]』にイエス・キリストが生まれた日付や時季を示す記述されはなく、キリスト教各宗派においてもクリスマスは「イエス・キリストの降誕を記念し祝う祭日」であり、この日をイエス・キリストの誕生日と認定しているわけではない。
 
ローマ帝国時代において、ミトラス教では[[冬至]]を大々的に祝う習慣があった。これは、太陽神ミトラスが冬至に「再び生まれる」という信仰による(短くなり続けていた昼の時間が冬至を境に長くなっていくことから)。
 
この習慣をキリスト教が吸収し、[[イエス・キリスト]]の誕生祭を冬至に祝うようになったとされる。
 
===ミトラスと救済===