「岩下尚史」の版間の差分

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同社退職後、[[2007年]]『芸者論:神々に扮することを忘れた日本人』で第20回[[和辻哲郎文化賞]]受賞。同賞の選考委員である[[梅原猛]]は、「このように若くして老成した文章という感を強く受けたのは[[高橋和巳]]の書いたもの以来である」(『和辻哲朗文化賞20年記念誌』)と評した。
 
[[2008年]]、古くからの友人である後藤貞子(豊田貞子。[[三島由紀夫]]の恋人と噂された女性で、[[料亭]]の娘)の回顧談を甘美な小説に仕組んだ『見出された恋:金閣寺への船出』を著す。[[宮崎正弘]]は「[[三島由紀夫]]の知られざる恋の道行を伝統的古典演芸の語彙をちりばめて華麗に描ききった力作。」<ref>宮崎正弘の国際ニュース・[[2008年]][[5月10日]]</ref>と評し、[[田中美代子]]は「三島由紀夫の謎に迫ろうとして、これまで数知れぬ作家論が書かれてきたが、本書は、従来の肖像を一新するかも知れない、異色の力作である。(略)岩下氏はみごとに成功し、三島由紀夫の後半生の秘められた悲劇を、背面から焙り出すことになった。」<ref>[[熊本日新聞]]2008年[[6月29日]]</ref>と評し、[[竹内洋]]は「三島の激しくも夢のような恋愛が繊細で美しい筆づかいによって再現されている。見事な作品。」<ref>[[週刊東洋経済]]2008年[[6月28日]]</ref>と評した。のちに貞子と、その友人で『[[鏡子の家]]』のモデルと言われる湯浅あつ子に取材した『ヒタメン』も著している。
 
十代の頃から能、歌舞伎、新派劇、さらに声曲舞踊の諸流に親しむなかで、現在は[[一中節]]宗家である[[都一中 (12代目)|都一中]]の相談役でもある<ref>[http://www.siscompany.com/index.htm シスカンパニー]</ref>。
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「東音創作会」において、東音長坂雄太郎の依頼による[[長唄]]の作詞を多く手掛けている<ref>東音創作会パンフレット2006年―2010年</ref>。
 
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シス・カンパニーの演劇公演のアドバーザーとして、大西信行作「怪談牡丹燈籠」(2009年8月)、武者小路実篤作「その妹」(2011年12月)、「宮沢賢治が伝えること」(2011年5月・構成担当)などに関る<ref>[http://www.siscompany.com/03produce/24botan/index.htm シスカンパニー公演紹介]</ref>。
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[[2014年]][[3月31日]]より放送開始予定の[[TBSテレビ|TBS]]系にて平日朝の生活情報番組『[[いっぷく!]]』に毎日レギュラー出演することになった<ref>[http://www.tbs.co.jp/ippuku_tbs/ いっぷく!HP]</ref>。-->
 
==受賞==